【ゲーム株概況(3/17)】カヤックが異彩を放つ上昇見せる…『ぼくらの甲子園!ポケット』の200万DLを材料視 月次伸び鈍化のファンコミが急落

3月17日の東京株式市場では、日経平均株価は反発し、前日比190.94円高の1万9437.00円で取引を終えた。国内景況感の改善などからトヨタ<7203>が上場来高値を更新するなど主力株が強さを見せた。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、主力株に市場の資金が向かった流れから、大手ゲーム株が堅調な半面、SAPなどはやや軟調な銘柄が目立つ。そうした中で、異彩を放つ上昇ぶりを見せたのがカヤック<3904>だ。カヤックは、前日に『ぼくらの甲子園!ポケット』が200万ダウンロードを突破したことを発表(関連記事)していたことが材料視されたようだ。

半面、モブキャスト<3664>は『【18】』リリース後の利益確定売りの流れが続いて安く、アエリア<3758>やメディア工房<3815>も安い。ほか、gumi<3903>が東証1部の値下がり率5位、KLab<3656>が同6位となるなどさえない。

また、周辺株では、ファンコミュニケーションズ<2461>が一時、東証1部の値下がり率トップとなるなど急落した。同社は前日に2015年2月の月次業績を発表しているが、モバイルアフィリエイトの伸びが鈍化していることが市場から嫌気されている。

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ファンコミ、15年2月期の月次売上高は12%増の24億円に 「NEND」を中心とするモバイルアフィリエイトの伸びがやや鈍化


■関連銘柄
株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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