Gunosyが4月28日に東証マザーズに新規上場…情報キュレーションアプリ「Gunosy」を展開…48億円を調達する計画

東京証券取引所は、3月24日、情報キュレーションアプリ「Gunosy(グノシー)」の運営と、「Gunosy」を通じたメディア事業を展開するGunosyの東証マザーズ上場を承認した。上場予定日は4月28日で、市場コードは、「6047」となる。主幹事証券は野村証券。

同社は、2012年11月に設立、2013年1月にiOS版、同2月にAndroidの配信を開始した。さらに同年11月に広告代理店を介した広告営業及び広告配信を開始、2014年4月に「Gunosy」海外版をリリース、同年6月にアドネットワークを構築してサービスを開始するなど事業領域を拡大している。なお、同年12月に現在の本社となる東京都港区六本木に移転した。

主力の「Gunosy」の国内累計ダウンロード数は下記の表の通り推移しており、2015年5月期の第3四半期末で約866万ダウンロードとなっている。
 

直近の業績は、2014年5月期が売上高3億5900万円、経常損益13億6500万円の赤字、当期純損益13億9300円の赤字。今期は第3四半期累計(6~2月)で売上高21億7000万円、経常損益1億100万円の赤字、四半期純損益1億300万円の赤字となっている。売上高の急拡大と赤字幅の縮小は確認できるが、現時点で黒字化には至っていない状況だ。
 

主要取引先は、下記の通りで、前期、今期とセプテーニ向けの比重が増している。
 

なお、今回の上場による新株発行を通じて、48億6640万円を調達する計画。なお、その使途は、新規ユーザー獲得のための広告宣伝費として広告宣伝活動に係る資金に充当(2015年5月期に9180万円、2016年5月期に25億8870万円、2017年5月期に21億8590万円)する予定としている。

また、想定発行価格は1520円で、上場時発行済株式数2187万8000株で計算すると時価総額は約332億5456万円となる見通し


【株主構成】

 
Gunosy

会社情報

会社名
Gunosy
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