エムツー、アニメーションエンジン『E-mote』動画専用プラン『E-mote Movie Maker』サービスを開始


エムツーは、アニメーションエンジン『E-mote』の新バージョン「3.5」を3月30日にリリースし、新契約プラン『E-mote Movie Maker』および『E-mote 1タイトルプラン』のサービスを開始した。

『E-mote』が2Dイラストのキャラクターからわずかなステップでゲームに使えるなめらかで立体的なアニメーションを生成できるエムツー独自のエンジンで、立ち絵キャラクターの表情、無期、手足の動作を簡単かつダイナミックに動かすことができ、3Dモデルでは難しい、「イラストの質感をそのまま再現」できる点が特徴となっている。

採用タイトル例としては、『電撃文庫FIGHTING CLIMAX』、『戦国武将姫MURAMASA乱』、『Tokyo School Life』などが公開されている。

■バージョン3.5の主な新機能

・分割エクスポート機能

キャラクターの頭部・胴体・アクセサリー・タイムラインを別々に分割出力し、ソフトウェア上での組み換え表示を可能とした。この機能により、キャラクターの衣装や装飾差分作成のローコスト化とバリエーション無限大を同時に実現している。
 
・属性カンプ機能

3.5のエディタでは、キャラクターパーツの表示無効化状態の組み合わせを保存および編集し、いつでも再現できるようになった。この機能でキャラクターデータの編集がさらに効率化して、出力データのバージョン分けが容易となっている。
 

・アニメーションカタログ出力機能

作成したタイムライン(しぐさ)データを一括出力し、html形式のアニメーションするカタログを自動生成。キャラクターのしぐさと動作情報が可視化されることで、スクリプト作業の効率が格段に向上する。
 
・2つのPSDをまとめて合成インポート

親PSDと差分用PSDを同時にインポートして、1つのPSDファイルとして一括してインポートが可能となった。これにより衣装差分キャラクターを作成する手間が大幅に短縮される。
 

・3.5対応テンプレートの表現力向上

基本パーツ増加、ハイライト差分、腕差分・表情差分の増加、腕差分切り替えの単一パラメーター管理、マスキング機能の強化など、新たな表現を可能としている。

・ピクセレートフィルタ対応

任意のパーツをモザイクフィルタとして自由に設定可能。追加パーツ機能と組み合わせることで表示・非表示の制御も自由自在(Windowsのみ対応)。
 
・Unity SDK64bit対応/Unity5対応

UnityおよびiOS64bitなど、SDKを最新版に対応させた。

■E-mote Movie Makerサービス

『E-mote Movie Makerサービス』は、E-moteの機能を動画出力に特化させた新サービスプランとなっている。

・E-mote3.5正式版と同じ形式のキャラクター作成・編集機能が使用可能
・動画出力機能を強化。枚数・フレーム制限無しで動画が出力可能です
・E-mote正式版キャラクターデータと互換性アリ
・E-mote正式版との同時契約可

契約プランは2種類から用途に合った方式を選択できる。

・「年間契約プラン(90,000円)」 契約期間中の無料サポート付き・メジャーアップデート対応
・「買切りプラン(90,000円)」 無期限での利用が可能。マイナーアップデート対応

■E-mote正式版ご契約プラン改定

E-mote正式版のプラン内容が一部改訂された。

・「E-mote年間ご契約プラン」 1エディタ+1SDK提供・無料サポート付き・利用タイトル数不問 
コマーシャルプラン(300,000円 年間売上 1000万以上の企業・団体向け) 
インディーズプラン(100,000円 年間売上 1000万未満の企業・団体向け)

・「E-mote1タイトルプラン」 1エディタ+1SDK提供・無料サポート付き・1タイトルのみ最大2年間ご利用可能 
コマーシャルプラン(300,000円 年間売上 1000万以上の企業・団体向け) 
インディーズプラン(100,000円 年間売上 1000万未満の企業・団体向け) 

エディタ追加 150,000円(月割り可)
プラットフォーム(SDK)追加 300,000円(+1エディタサービス)

■『E-mote』
 

公式サイト