ソフトギア、「KDDI Open Innovation Fund」から資金調達…スマホゲーム向けのライブラリの提供やデバッグサービスを展開

ソフトギアは、この日(3月31日)、KDDI<9433>によるコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund」を割当先とする第三者割当増資により資金調達を実施したと発表した。調達金額は非開示。

ソフトギアは、家庭用ゲームからネイティブアプリまで様々なプラットフォームに対応したオンラインゲーム開発会社。2013年11月にフェニックスソフトから現社名に変更した。同社では、高速で安定したサーバ開発を強みに、基盤技術の開発から、設計・開発・デバッグ・サービス運営と、幅広い開発メニューを提供している。技術開発事業では、オンラインゲーム開発に必要なライブラリ製品の商品化にも取り組んでいるという。

今回の資金調達により、成長市場であるスマホゲーム分野への事業拡大を図り、これまでオンラインゲーム開発で培ったネットワーク技術を活かし、ゲーム開発を支援するライブラリの提供や、開発会社の視点による新たなデバッグ・サービスを展開する、としている。



■ライブラリ製品について(プレスリリースからの抜粋)
○STRIX ENGINE
独自開発のSTRIX ENGINEはオンラインゲーム開発に必要な高度なネットワーク機能、サーバソリューション、3Dクライアント機能を提供する、マルチプラットフォームに対応したライブラリです。ネイティブアプリから大規模オンラインゲーム、Webサービスまで、幅広いコンテンツ開発をサポートしています。マルチプロトコルに対応していることから、SNS等の外部システムとも容易に連携が可能。高速なメッセージング機能を使うことで、ゲームに限らず、チャットシステムやスマホ向けのメールアプリといったリアルタイムメッセージング機能の実装を可能とします。

○SnowDB
動的に増加する大量のデータ管理と高速な検索処理を実現する分散型インメモリデータベース。メモリ上での管理とデータの配置と処理を複数のサーバで分散させることで、データやオブジェクトの透過的な管理と高速処理を実現する、効率のよいソリューションを提供しています。管理データが増え続けるサービスや、高いレスポンスが求められるオンラインゲームなどに活用することができます。


■デバッグ・サービスについて(プレスリリースからの抜粋)
開発支援の一環として、デバッグ・サービスを提供しています。実機を使ったテスト作業から、サーバモニタリングによるシステム上の不具合箇所の特定まで、開発会社の視点による幅広いデバッグ業務を実施しています。設計デバッグ、セキュリティ診断、ネットワーク負荷テストなど、アプリ開発に必要な開発支援メニューを提供していきます。



■関連サイト

ソフトギア

株式会社ソフトギア
http://www.soft-gear.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ソフトギア
設立
2008年2月
代表者
代表取締役社長 青木 健悟
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