KLab、2Qは売上高8.9%増、営業益2.2倍に…1Q決算時の予想を上回る 『スクフェス』宣伝費などでQonQは減収減益 3Qは一転V字型回復へ【追記】

KLab<3656>は、8月6日、2015年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結業績を発表、売上高104億3500万円(前年同期比8.9%増)、営業利益15億5100万円(同2.2倍)、経常利益16億1200万円(同2.3倍)、四半期純利益6億6500万円(同22.9%増)となった。売上高、利益とも第1四半期決算発表時の予想数字を上回っての着地となった。
 

業績を第2四半期期間(4~6月)で見ると、売上高は47億9734万円となり、前年同期比7.0%の減少、前四半期比14.9%の減少となった。これは主に『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』(以下、『スクフェス』)の売り上げが減少したことによるもの。

一方、費用面は、売上原価は31億4171万円となり、前年同期比13.0%の減少、前四半期比12.9%の減少となった。これは主に売り上げ減少に伴う使用料及び支払手数料が減少したためだ。販売費及び一般管理費は11億2339万円となり、前年同期比18.6%の増加、前四半期比11.0%の増加となった。これは主に『スクフェス』の広告宣伝費及びプロトタイプ開発に関する試作費が増加したことによるものとなっている。

その結果、同期間の営業利益は前四半期比47.8%減の5億3200万円、経常利益は同39.0%減の6億1100万円、純利益は同43.5%減の2億4000万円となった。

なお、同社は2015年12月期の通期予想は開示しておらず、四半期ごとの予想を発表。第3四半期累計(1~9月)の連結業績予想は、売上高169億3500万円(前年同期比6.2%増)、営業利益25億5100万円(同34.9%増)、経常利益26億1200万円(同30.6%増)、四半期純利益13億1600万円(同2.0%増)の見込み。
 

【追記】
上記の第3四半期累計業績予想と第2四半期までの実績から第3四半期期間(7~9月)の業績を試算してみると、売上高は65億円(前四半期比35.5%増)、営業利益10億円(同88.0%増)、経常利益10億円(同63.7%増)、四半期純利益6億5100万円(同2.7倍)とV字型の業績回復が見込まれていることになる。
 


 
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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