オルトプラス、15年9月期予想を再下方修正…売上高は前回予想比で約20億円減、営業損益は一転10億円超の赤字 QonQでも赤字幅拡大、5四半期連続の赤字に

オルトプラス<3672>は、8月13日、2015年9月期の連結業績予想を5月に続いて再度下方修正し、売上高24億9300万円(前回予想44億6500万円)、営業損益10億1400万円の赤字(同1億100万円の黒字)、経常損益10億900万円の赤字(同1億200万円の黒字)、当期純損益11億7600万円の赤字(同1000万円の赤字)とした。
 

また、併せて、未定としていた期末配当を無配とすることと、今回の大幅赤字計上という業績予想の経営責任を明確化するため、代表取締役と取締役(社外取締役を除く)の役員報酬月額を2015年8月から12月まで50%減額することも発表した。

売上高の下方修正についての要因は、既存タイトルの売上見込修正で4億9300万円の減額、新規タイトルの売上見込修正で3億4900万円の減額、リリース遅延による売上見込修正で5億6400万円の減額、開発中止等による売上修正で4億5100万円の減額、その他で1億1500万円の減額となっている。

同時に発表した2015年9月期第3四半期累計(10~6月)の連結業績は、売上高19億1200万円(前年同期比8.5%減)、営業損益7億1400万円(前年同期1億4400万円の黒字)、経常損益7億1200万円の赤字(同1億900万円の黒字)、四半期純損益8億7400万円の赤字(同2000万円の黒字)と赤字幅が拡大した。
 

業績を四半期推移で見てみると、第3四半期期間(4~6月)は売上高5億3000万円(前四半期比19.1%減)、営業損益3億2300万円の赤字(前四半期2億4300万円の赤字)、経常損益3億2400万円の赤字(同2億4600万円の赤字)、四半期純損益5億900万円の赤字(同2億6900万円の赤字)と2ケタの減収、赤字幅の拡大となった。これで同社の赤字計上は5四半期連続となる。
 

運営タイトルの状況は、2014年10月に設立した韓国子会社より韓国マーケット向けネイティブアプリ1タイトル、日本マーケット向けネイティブアプリ1タイトルの合計2タイトルをリリース。その一方、SNSプラットフォーム向けのソーシャルゲーム6タイトルを終了した。この結果、第3四半期連結会計期間末における運営タイトル数は、第2四半期連結会計期間末より運営している12タイトルをあわせ、合計14タイトル(国内13タイトル、海外1タイトル)となった。


 
株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
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