ネプロジャパン、1Qは売上高51.4%減、営業損益は1.5億円の赤字計上…前期のドコモショップ運営事業の売却で売上減少、ゲーム事業も下期偏重に

ネプロジャパン<9421>は、8月13日、2016年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高17億4900万円(前年同期比51.4%減)、営業損益1億5000万円の赤字(前年同期3900万円の黒字)、経常損益1億4500万円の赤字(同2600万円の黒字)、四半期純損益1億4100万円の赤字(同1000万円の黒字)となった。
 

売上高は、前期に実施したドコモショップ運営事業の売却の影響により、大幅な減収となった。営業損益及び経常損益は、前期に実施したドコモショップ運営事業の売却に加え、ゲーム事業において当期業績が期初計画から下期に偏重していることも影響した。

各セグメント別の状況は以下の通り。

①ゲーム事業
当期よりトライエースの連結損益取り込みを行った。しかし、ゲーム事業の当期業績は下期偏重のため、売上高は6億3000万円と前年同期と比べ1億8700万円(42.3%増)の増収にとどまる一方、販売費及び一般管理費の増加により、セグメント損益は4600万円の赤字(前年同期1300万円の黒字)となった。

②人材ソリューション事業
関西営業部の拡大及び本年1月に事業買収したPANACHE(パナッシュ)スタッフィング事業の売上が加算されたことにより、売上高は1億8400万円と前年同期と比べ5300万円(40.8%増)の増収となったが、派遣人数の増加に伴う社会保険料の見込額の増加及びオフィス拡張を目的とした事務所移転などにより、セグメント損益1500万円の赤字(前年同期1100万円の赤字)となった。

③モバイル事業
キャリアショップにおいては来客応対数の向上及び販売力強化、販売店においては好立地への移転・出店を念頭に採算悪化店舗の統廃合を実施したが、前期に実施したドコモショップ運営事業売却により、売上高は9億1800万円と前年同期と比べ21億1600万円(69.7%減)の減収、セグメント利益は1700万円と前年同期と比べ1億2300万円(87.8%減)の減益となった。

④その他
クレジット決済事業や外食事業等を展開。売上高は5300万円と前年同期と比べ2400万円(82.7%増)の増収、セグメント利益は1200万円と前年同期と比べ500万円(74.7%増)の増益となった。

2016年3月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高90億円(前期比28.2%減)、営業利益、経常利益、当期純利益はそれぞれゼロとなる見通し。
 
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
https://www.njhd.jp/

会社情報

会社名
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
設立
1991年12月
代表者
代表取締役社長 筒井 俊光
決算期
6月
直近業績
売上高106億5200万円、営業損益8億6900万円の赤字、経常損益8億6500万円の赤字、最終損益12億3100万円の赤字(2022年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9421
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