【ゲーム株概況(9/1)】『ヴァリアントナイツ』に出資のアクロディアが一時S高 「Lobi」の台湾・香港・マカオでの展開を発表のカヤックも高い

9月1日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅続落し、前日比724.79円安の1万8165.69円で取引を終えた。朝方から欧米株安を受けて売り先行のスタートなっていたところに、8月の中国PMI(製造業購買担当者景気指数)が50を下回ったことで、中国の景気減速懸念が再び強まり、後場に入って下げ幅を拡大した。

そうした中でゲーム関連株を見てみると、全体市場と同様にほぼ全面安の中で、アクロディア<3823>が一時ストップ高を付けるなど終日プラス圏での推移を見せた。アクロディアは、前日8月31日にサイバードとダズルが共同でこの秋提供予定の本格王道ファンタジーRPG『ヴァリアントナイツ』に対して一部出資を行うほか、ダズルと資本提携することを発表したことが材料視されている。

【関連記事】
アクロディア、サイバードとダズルが共同で今秋提供予定の『ヴァリアントナイツ』の事業に参画 ダズルとの資本提携も発表
 

また、カヤック<3904>も一時2100円超まで買われるなど、強含みの推移を見せた。カヤックは、So-net台湾と提携し、台湾・香港・マカオ地域で「Lobi」のサービスを開始すると発表(関連記事)したことと、スクウェア・エニックスの『メビウス ファイナルファンタジー』に同社の実況録画SDK「Lobi REC SDK」が採用(関連記事)されたことが、株価上昇の材料となっている。

半面、全体市場安の流れから大手ゲーム株やガンホー<3765>、ミクシィ<2121>、コロプラ<3668>、サイバーエージェント<4751>などゲーム関連の主力株も軒並み安となり、前日買われたAiming<3911>やエイティング<3785>も反落した。


■関連銘柄
株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
企業データを見る
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社
http://www.acrodea.co.jp/

会社情報

会社名
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社
設立
2004年7月
代表者
代表取締役会長 田邊 勝己/代表取締役社長 篠原 洋
決算期
8月
直近業績
売上高9億0100万円、営業損失5億1400万円、経常損失4億0500万円、最終損失5億8100万円(2021年8月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3823
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