リアルワールド、15年9月期の営業益予想を50%下方修正 クラウドソーシング分野での先行費用で システム開発遅延の影響も

2014年9月に東証マザーズに上場したリアルワールド<3691>は、9月18日、2015年9月期の連結業績予想を下方修正し、売上高36億5000万円(前回予想40億円)、営業利益1億5000万円(同3億円)、経常利益1億4000万円(同3億円)、最終利益5000万円(同1億5000万円)とした。

従来予想からの修正率は、売上高が8.75%減、営業利益が50.0%減、経常利益が53.3%減、最終利益が66.7%減となる。
 

同社では、クラウドソーシング分野におけるシステム開発や新領域でのテストマーケティングに関連して先行費用が発生しているため、と説明している。

同社によると、クラウドソーシング分野で進めている提携戦略により、提携企業数が順調に拡大したものの、各提携先と取り組む新規領域の規模を一層拡大すべく当初の計画よりも複雑なシステム構築が必要となったという。これにより当初の想定よりも当該提携領域の立ち上げに時間を要し、収益の発生に遅延が生じているとのこと。

また、クラウドメディアにおいては第3四半期で生じた一部業界の広告出稿量の減少による売上高の減少を現段階で補完しきれていないことも一因だった。