マーベラス、2Qは売上高44%増、営業益96%増に…オンライン、コンシューマ、音楽映像配信と3事業すべて伸びる QonQでも増収増益を達成

マーベラス<7844>は、10月30日、2015年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績を発表、売上高164億4700万円(前年同期比44.4%増)、営業利益28億4100万円(同96.0%増)、経常利益27億9300万円(同84.5%増)、四半期純利益19億1000万円(同2.0倍)と大幅増収増益を達成した。
 

セグメント別の状況は以下の通り。

①オンライン事業…売上高106億800万円(前年同期比73.4%増)、営業利益22億7600万円(同2.0倍)
ネイティブアプリは、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』が引き続き好調に推移した。同タイトルは、継続的なTVCMに加えて、9月にはTVCMと屋外広告を連動させた過去最大規模での広告展開を実施したことも功を奏し、同月には累計ダウンロード数が700万件を突破するとともに、過去最高のDAU(日次アクティブユーザー数)を更新した。このほか、8月28日より『クロノドラゴン ~ななつの光と太初の樹~』を、9月10日より『幕末Rock 極魂(アルティメットソウル)』の配信を開始た。

ブラウザゲームは、ロングヒットタイトル『ブラウザ三国志』や『一騎当千バーストファイト』を中心に底堅く推移したほか、2015年内に配信予定の新作ソーシャルゲーム『VALKYRIE DRIVE -SIREN-(セイレーン)』の事前登録を開始した。

②コンシューマ事業…売上高37億4100万円(同9.1%増)、営業利益5億9000万円(同43.8%増)
自社販売部門は、7月30日に『IA/VT -COLORFUL-(イア ビジュアルトラックスカラフル)(PS Vita)』を、8月6日に『ルミナスアーク インフィニティ(PS Vita)』を発売した。また、米国子会社Marvelous USA, Inc.において、2015年7月21日に『Onechanbara Z2: Chaos(PS4)』(日本名称:『お姉チャンバラZ2~カオス~』、発売元:D3 PUBLISHER)、9月15日に「Senran Kagura2: Deep Crimson(ニンテンドー3DS)」(日本名称:「閃乱カグラ2-真紅-」)を発売し、各種リピート販売と合わせて好調に推移した。

アミューズメント部門は、3周年を迎えた『ポケモントレッタ』が夏期商戦において好調に推移したほか、6月25日より稼働を開始した『モンスターハンター スピリッツ』も堅調に推移した。

③音楽映像事業…売上高21億100万円(同13.9%増)、営業利益5億7600万円(同35.3%増)
音楽映像制作部門は、主幹事TVアニメ作品「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」の映像商品化を行い、その販売が好調に推移した。また、新作OVA「東京喰種トーキョーグール【JACK】」や、前期より引き続き「暁のヨナ」「プリキュア」シリーズの音楽・映像商品化を行った。

ステージ制作部門は、7月に公演を行いチケット完売の好評となった新作「舞台『東京喰種トーキョーグール』」や、「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs不動峰」「ミュージカル『薄桜鬼』黎明録」「舞台『戦国無双』関ヶ原の章」の公演実績を計上した。また、「舞台『K』第二章-AROUSAL OF KING-」「超★超歌劇『幕末Rock』」(ともに実績計上は第3四半期)の公演を行った。加えて、「舞台『弱虫ペダル』」シリーズをはじめ、各シリーズのDVD・Blu-ray販売も堅調に推移した。

■QonQでも増収増益を達成
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前年同期比4.4%増の84億200万円、営業利益は同6.5%増の14億6500万円と増収増益となっている。
 

■通期予想は従来予想から変更なし
なお、2016年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高350億円(前期比32.4%増)、営業利益60億円(同36.0%増)、経常利益60億円(同30.9%増)、最終利益41億円(同88.2%増)を見込む。
 
株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高253億4100万円、営業利益24億8800万円、経常利益29億3100万円、最終利益19億2500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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