ユナイテッド、2Q営業益は前年同期比7.1倍に…インベストメント事業で投資有価証券売却益やファンド運用益を計上 スマホアプリは選択と集中を推進

ユナイテッド<2497>は、11月4日、2016年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結業績を発表、売上高50億8400万円(前年同期比28.3%増)、営業利益11億2100万円(同7.1倍)、経常利益12億4500万円(同7.0倍)、四半期純利益10億3600万円(同8.8倍)となった。

アドテク事業が堅調に推移した一方で、スマートフォンアプリ事業は事業構造転換を推進した。また、インベストメント事業において投資先の上場(富士山マガジンサービス<3138>やメタップス<6172>)などによる売上、営業利益が発生した。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①メディア事業…売上高12億6300万円(前年同期比21.7%減)、セグメント損益2億1500万円の赤字(前年同期1億2900万円の黒字)
スマートフォンアプリ事業は、グループにおける注力事業の一つと位置づけており、積極的に経営資源の投入を行った。そのような中、積極投資サービスと位置付けている「アイドル応援アプリ『CHEERZ』」および「ネイティブソーシャルゲーム」において合計三つのアプリをリリースするなど、サービスの選択と集中を行い、下半期以降の収益増に向けて事業構造転換に取り組んだ。
 

 
②広告事業…売上高24億5100万円(同6.2%増)、セグメント利益2億6000万円(同18.1%増)
市場の伸びが大きいスマートフォン領域に特化して堅調に成長を継続した。
 

③インベストメント事業…売上高14億400万円(同13億1700万円増)、セグメント利益13億4200万円(同12億8500万円増)
第2四半期連結累計期間において営業投資有価証券の売却やファンド運用損益の計上を行った。
 

なお、2016年3月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、売上高115億~135億円(38.0%~62.0%増)、営業利益15億~20億円(同4.0~5.3倍)と幅を持たせたレンジ予想を開示している。
 

また、これまで未定としてした第2四半期期末の配当については、9円(前年実績1円)を実施することを発表している。
ユナイテッド株式会社
https://united.jp/

会社情報

会社名
ユナイテッド株式会社
設立
1998年2月
代表者
代表取締役社長兼執行役員 早川 与規/代表取締役兼執行役員 金子 陽三
決算期
3月
上場区分
東証グロース
証券コード
2497
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