アプリックスIPHD、15年12月期の業績予想を下方修正

アプリックスIPホールディングス<3727>は、11月11日、2015年12月通期の連結業績予想を下方修正し、売上高15億4600万円(前回予想15億4600万円)、営業損益24億1000万円の赤字(同7億6500万円の赤字)とした。IoT(Internet of Things:モノのインターネット)関連事業の海外における売上高の増加が見込まれる中、 為替差損益を合理的に予測することが難しいため、経常損益と最終損益の見通しは開示はしていないという。
 

同社では、修正の理由について、出版映像等事業は堅調に業績を伸ばしているものの、注力中のIoT製品の発売時期が予想より約6~9カ月遅れる状況となっており、IoT関連事業の収益認識時期が来期以降にズレこむため、と説明している。また、IoT関連事業に注力するにあたり、従来提供していたビーコン関連のコンサルティングサービスを縮小した影響も出るという。

なお、同日発表した第3四半期(1~9月期)の連結は、売上高10億4200万円(前年同期比41.1%減)、営業損益20億3800万円の赤字(前年同期14億8000万円の赤字)、経常損益20億3000万円の赤字(同14億2000万円の赤字)、最終損益25億8400万円の赤字(同13億1000万円の赤字)だった。