SHIFT、2Qと16年8月期通期の予想を修正…ソーシャルゲームなどのテストソリューションが大幅伸長 M&A関連費用などで利益予想は下ブレ

SHIFT<3697>は、1月12日、2016年8月期第2四半期累計(9~2月)と2016年8月期通期の業績予想の修正を発表、2016年8月期通期の売上高は従来予想の46億8700万円から51億8500万円(増減率10.6%増)と上方修正されたものの、営業利益は同4億5800万円から3億6200万円(同21.0%減)、経常利益は同4億9500万円から3億9800万(同19.6%減)、当期純利益は同2億8800万円から1億7800万円(同38.2%減)といずれも下方修正された。
 

好調な受注環境から売上高は予想を上回って推移したものの、M&A関連費用や海外進出のための準備費用、ESOPなどの会社としての基盤強化に対する費用が予想を上回って発生し、各利益項目は予想を下回る見込みとなった。

また、同時に発表した2016年8月期の第1四半期(9~11月)連結決算がは、売上高11億4000万円(前年同期比73.1%増)、営業利益5500万円(同35.3%減)、経常利益5500万円(同29.8%減)、四半期純利益3700万円(同26.8%減)で着地した。
 

売上高は大幅な増収となったものの、人材の採用・育成体制の強化、インセンティブ設計・人事給与・福利厚生制度など働く環境整備に対する投資、M&A推進や海外展開に向けた活動への投資など、これまで以上に投資活動を加速させた結果、利益率が低下する形になった。

各サービスとも順調に伸びている中で、主力のソリューションサービスは、コンサルティングサービスの拡大に連動したソリューションサービス受託の拡大を継続する一方で、テスト自動化に関連したサービスの拡充に注力。加えて、ソーシャルゲームを中心としたエンターテイメント領域のソフトウェアテストソリューションも業績をけん引し、前年同期比81.2%増という大幅な増収を達成している。

なお、2016年8月期通期の予想は、上記の通り予想が修正されており、売上高が前期比57.7%増、営業利益は同13.5%増、経常利益は同26.2%増、当期純利益8.8%減の見込み。
 

 
株式会社SHIFT
https://www.shiftinc.jp/

会社情報

会社名
株式会社SHIFT
設立
2015年9月
代表者
代表取締役社長 丹下 大
決算期
8月
上場区分
東証プライム
証券コード
3697
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