【ゲーム株概況(2/3)】15年12月期決算の大幅減益を嫌気し、ガンホーが大幅続落…昨年来安値を更新 任天堂など大手ゲーム株も軒並み安
2月3日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅続落し、前日比559.43円安の1万7191.25円で取引を終えた。WTI原油の下落に加え、為替が1ドル=119円台まで円高方向に振れたことで市場の心理が悪化し、リスク回避の動きが強まった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ほぼ全面安商状の厳しい展開の中で、ガンホー<3765>が昨年来安値を割り込むなど大幅続落した。ガンホーは、前日(2月2日)に発表した2015年12月期の連結決算が2ケタ超の減収減益となり、特に第4四半期(10~12月)の利益が大幅に落ち込んだことが嫌気された。
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また、ケイブ<3760>やオルトプラス<3672>の下げがきつく、為替の影響の大きい任天堂<7974>など大手ゲーム株も軒並み安となった。
半面、プラス圏で取引を終えたのは、KLab<3656>やイマジニア<4644>、日本一ソフト<3851>などで、いずれも小幅高にとどまった。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765