グリー、VR開発専門スタジオ「GREE VR Studio」の技術顧問に元スクウェア・エニックスCTOの橋本善久氏が就任


グリー<3632>は、バーチャルリアリティ(以下、VR)開発専門スタジオ「GREE VR Studio」の技術顧問として、元スクウェア・エニックスのCTOであり、現在はリブゼント・イノベーションズの代表取締役社長である橋本善久氏を迎えたことを発表した。

■橋本善久氏の顧問就任について 
2016年は高性能なヘッドマウントディスプレイの発売が相次いで予定されており、VR市場は急速に拡大すると予測されている。エンターテインメントを始めとしてさまざまな業界で活用されていくと言われている。グリーはこれまでソーシャルゲームを中心としたモバイルコンテンツの開発を軸にビジネスを展開してきたが、2015年にVR開発専門スタジオ「GREE VR Studio」を設立し、VRコンテンツ事業に参入した。

今回、GREE VR Studioは開発力強化と事業拡大のため、橋本氏を技術顧問として迎え入れることになった。同氏はこれまでの経歴から、コンソールゲーム機におけるソフトウェア開発において豊富な知識・経験を持っており、その手腕を高く評価されている。同氏より技術的な助言と指導を受けることで、グリーはVRコンテンツ開発力を強化し、今後急成長するVR市場に高品質なコンテンツを提供していく。

(以下、プレスリリースより)

▼橋本善久氏コメント
VRは必ずしも新しい概念ではなく、ずいぶんと昔から各所で研究は行われていました。しかし、VRが世間一般に受け入れられ得る体験品質になるには早すぎる状態が続いていました。近年のハードウェアの進化とソフトウェアの進化の双方が伴い、ついに今年「真のVR」が世間一般に向けてスタートを切る事ができるコンディションになりました。「VR元年」と呼ばれる今年2016年からVR普及の各種条件が一斉に揃い始めるのです。

今後は、VRの柱となるリアルタイムテクノロジーの中心地であるゲーム業界が牽引役となりながら、映画、CG、アニメ、建築、インテリア、不動産、ファッション、医療、自動車、航空、宇宙、旅行、観光、教育、研究、博物館、水族館、スポーツ、フィットネス、ライブ、アート、カンファレンス、SNS、広告、店舗、EC、エンタメ、テーマパーク、その他あらゆる分野において、全く新しい「顧客体験」「サービス提供体験」「製品開発体験」などが次々と生まれ、それぞれの分野でパラダイムシフトが起きる事が予想されます。

スマートフォンの登場により人々の生活や仕事は大きく変わりました。VRもアプローチは全く異なりますが、スマートフォンと同じくらいの変革のポテンシャルを内在していると思います。

デベロッパーやリサーチャーにとって、技術やビジネスのパラダイムが転換する場面に立ち会い、関与できる機会は非常に貴重です。GREE VR Studioもその歴史的転換点に対して情熱を持って楽しみながら取り組んでいます。彼らはきっと日本のVRシーンを引っ張って行く存在となることでしょう。

私もGREE VR Studioに対して技術顧問という立ち位置から、この変革の大波を楽しみながら支援して行ければと思います。

リブゼント・イノベーションズ株式会社 代表取締役
橋本 善久

▼橋本善久氏略歴
1973年愛知県生まれ。東京大学工学部卒業後、株式会社セガでプログラマやゲームディレクターとして家庭用ゲームソフト開発に従事。その後株式会社スクウェア・エニックスのCTO、R&D部門長として、全社技術の推進、開発マネジメントの改善、技術者採用促進と育成等に努める。2014年春より独立し、リブゼント・イノベーションズ株式会社を創立。2014年12月より、ライフイズテック株式会社 取締役CTOに就任。代表作は「ソニック・ワールドアドベンチャー」(セガ/ゲームディレクター兼技術ディレクター)、「Agni’s Philosophy ? FINAL FANTASY Realtime Tech Demo」(スクウェア・エニックス/プロデューサー兼ディレクター)、「FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア」(スクウェア・エニックス/技術ディレクター)など。

「GREE VR Studio」



 
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高754億4000万円、営業利益124億9800万円、経常利益130億8600万円、最終利益92億7800万円(2023年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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