
コロプラ、ゲーム開発会社のエイティングを買収! VRゲームとスマホゲーム開発力の強化狙う

第1回の公開買付けについては、3月31日より行う予定。代表取締役社長で筆頭株主の藤澤知徳氏(株式所有割合 53.17%)、第2位株主で、常務取締役である豊嶋真人氏(株式所有割合 14.06%)、そして藤澤知徳氏がその発行済みの普通株式の全てを藤澤知徳氏の親族が議決権制限株式である発行済みの甲種類株式の全てを所有するエーイング(株式所有割合0.95%)から取得する。すでに応募契約を締結しているという。第2回については、一般株主の保有する株式全てを買い付けるもので、5月19日より実施する予定だ。
コロプラでは、今回の買収について、以下、3点のメリットがあると、としている。
①開発リソースの増強による事業拡大
創業以来様々なジャンルのゲームソフトウェアやモバイルコンテンツの開発実績を有するエイティングを完全子会社とすることで、グループとして幅広い分野での開発リソースの増強を図ることができ、当社の掲げるポートフォリオ戦略をより一層推し進めることが可能となる。コロプラは、VR事業を主力事業に育てるために取り組んでいるが、エイティングの持つ技術・ノウハウが確保できる。ちなみに、両社は、スマートフォンのゲームアプリについて、すでに配信済みタイトルと、リリース予定のタイトルでの受託開発などの取引関係はないとのこと。
②コスト削減による経営の効率化
取引後のエイティングにおいては、コロプラグループ共通のインフラ・ツールの利用などによる業務の効率化や上場維持費用の削減が可能となるなど、経営の効率化を図ることができる。
③財務基盤の強化・信頼性の向上
エイティングはこれまで、資金調達手段の多様化、信用力や知名度の向上を図ってきたとのことだが、この取引を通して、東京証券取引所市場第一部上場企業である当社の完全子会社となることにより、対象者の財務基盤がより一層強化されるとともに、顧客と取引先からの信用力の向上が図れる。
なお、コロプラでは、今回、2段階とした理由について、第1回の応募予定株主と一般株主との利害が必ずしも一致しない可能性があることに加え、第1回公開買付けが成立した場合には、第2回公開買付け実施時には同社が対象者株式の過半数を所有するに至る可能性が高く、構造的な利益相反構造が生じ得ること、そして、その後の第2回公開買付け及び対象者の完全子会社化手続は一連の行為として第一回公開買付けと一体のものとみなされることに照らし、両公開買付けを含む本取引の公正性を担保するため、としている。
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企業情報(株式会社コロプラ)
会社名 | 株式会社コロプラ |
---|---|
URL | http://colopl.co.jp/ |
設立 | 2008年10月 |
代表者 | 馬場功淳 |
決算期 | 9月 |
直近業績 | 売上高389億2000万円、営業利益29億5200万円、経常利益16億5500万円、最終利益10億7000万円(2019年9月期) |
上場区分 | 東証一部 |
証券コード | 3668 |

企業情報(株式会社エイティング)
会社名 | 株式会社エイティング |
---|---|
URL | http://www.8ing.co.jp/ |
設立 | 1993年3月 |
代表者 | 鮫島保彦 |
決算期 | 9月 |
直近業績 | |
上場区分 | 未上場 |
証券コード |

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