ネクソン、子会社gloopsなどの減損損失として243億円の損失を計上

ネクソン<3659>は、5月12日、子会社gloops関連の減損損失として、総額243億6000万円のその他費用に計上すると発表した。内訳は、のれんの減損が225億6300万円、ゲームなどの無形固定資産等の減損が17億9700万円となる。昨年2月に110億円の減損処理を行っており、これで2度目の減損となる。これにより、gloopsののれん残高はなくなった。

同社では、モバイルゲーム事業戦略を加速させることを目的としてモバイル・ソーシャルゲーム最大手開発会社の一つであるgloopsを2012年10月に連結子会社化したが、連結子会社化以降、gloopsは新たなヒット作を創出できなかったことに加え、第2四半期以降にリリースを予定していた主要新規タイトルについて、第1四半期の開発状況を踏まえリリーススケジュールの延期の判断をしたことに伴い、将来収益性の見直しを行ったという。その結果、gloopsの将来収益性に対する不確実性が高まったと判断し、回収可能価額がのれんを含む資金生成単位の帳簿価額を下回ることとなったため、減損損失を計上することにした、としている。
株式会社ネクソン
http://www.nexon.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ネクソン
設立
2002年12月
代表者
代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
決算期
12月
直近業績
売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3659
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