【人事】ネクソン、韓国検察当局に起訴されたことを受けて金正宙氏が取締役を辞任

ネクソン<3659>は、7月29日、同社の筆頭株主であるエヌエックスシー・コーポレーションの代表取締役で、同社の取締役でもある金正宙氏が韓国検察当局に起訴されたことを受け、同社の取締役を辞任したことを発表した。

なお、ネクソンおよびネクソンの子会社に対しては、何らの嫌疑もかけられていないとしている。

（以下、プレスリリースより）

金正宙の起訴に係る嫌疑は、2005年頃から、大学の同窓生でもある検事（現検事長）に対し、金銭的な利益を個人的にまたはエヌエックスシー・コーポレーションを通じて供与し、見返りに何らかの便宜を受けたのではないかというものです。今回の起訴により、最終的な判断は、裁判所に委ねられることになります。

今回の起訴を受け、金正宙は、当社の取締役を本日付で辞任いたしました。また、エヌエックスシー・コーポレーションと当社の取締役を兼務する李度和も、本日付で当社の取締役を辞任いたしました。念のため申し添えますと、李度和に対しては、何らの嫌疑もかけられておりません。金正宙が起訴されたことは、誠に遺憾であります。しかし、今回の金正宙に対する嫌疑については、現時点で当社が把握している事実に基づく限り、金正宙が過去に自らまたはエヌエックスシー・コーポレーションを通じて行った個人的な行為に係るものであり、当社の経営、事業とは一切関係ありません。エヌエックスシー・コーポレーションは、当社の筆頭株主でありますが、当社の経営に直接関与しておらず、当社は、筆頭株主から独立した体制で経営を行っております。

当社の経営陣は、これからも自らの高潔さと事業に対するレピュテーションについて、非常に真剣にとらえて経営にあたってまいる所存です。