【ゲーム株概況(8/29)】『アーケイン』日本語版の無料部門1位獲得でガーラが後場急騰 東証が日々公表銘柄に指定のモブキャストはさえない

8月29日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅反発し、前日比376.78円高の1万6737.49円で取引を終えた。前週末の米FRB(連邦準備理事会)のイエレン議長の発言を受けて、米国の早期利上げ観測が強まったことで、為替が1ドル=102円台まで円安方向に振れたこともあり、朝方から買いが先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ガーラ<4777>が一時358円まで買われるなど後場に入って急騰した。ガーラは、スマートフォンゲームアプリ『Arcane』(アーケイン)の日本語版が、8月27日付のGoogle Play無料アプリ部門で1位を獲得したと発表したことが株価の刺激材料となったもようだ。

また、急速な買い戻しの動きの中で、モバイルファクトリー<3912>やシリコンスタジオ<3907>、カヤック<3904>など直近に好材料が浮上し、動意したことがある銘柄をあらためて物色する動きも目立った。為替の円安推移を背景に任天堂<7974>も5日ぶりに反発した。

半面、東証が本日から日々公表銘柄に指定したモブキャスト<3664>が売られ、ボルテージ<3639>やオルトプラス3672>などもさえない。

グリー<3632>は、アドアーズ<4712>とのVR施設開設などでの提携(関連記事)が好材料となったものの、外資の目標株価引き下げもあって伸び悩んだ。


■関連銘柄
株式会社ガーラ
http://www.gala.jp/

会社情報

会社名
株式会社ガーラ
設立
1993年9月
代表者
代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
決算期
3月
直近業績
売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4777
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