TVアニメ『双星の陰陽師』のSPイベントをレポート…キャストによるトークや朗読劇、ED曲アーティストによるライブと豪華な内容に



エイベックス・ピクチャーズは、この日(9月11日)、新木場studio coastでTVアニメ『双星の陰陽師』のスペシャルイベント「陰陽祭2016」を開催した。花江夏樹さん(焔魔堂ろくろ役)、潘めぐみさん(化野紅緒役)、芹澤優さん(音海繭良役)、諏訪部順一さん(天若清弦役)、浪川大輔さん(土御門有馬)、山下大輝さん(国崎慎之助役)、村田太志さん(額塚篤役)が出演し、トークや朗読劇を行ったほか、イトヲカシと加治ひとみさんによるライブが行われた。イベントは昼の部と夜の部の2部構成で、今回は昼の部の模様をレポートする。

 
『双星の陰陽師』とは
助野嘉昭原作・集英社の月刊漫画雑誌「ジャンプSQ.」で2013年12月号より連載作品で、今年4月よりテレビアニメの放送が始まった。禍野(まがの)と呼ばれる異世界から人間の世界に抜け出してくる化け物“ケガレ”との戦いに挑む現代の陰陽師を描いたバトルアクション・ファンタジー作品。「夫婦として最強の子供を生む使命を持つ“双星の陰陽師“である」という脅威の信託を受けた14才の男女・焔魔堂ろくろと化野紅緒を主人公に、若いながらも壮絶な過去を背負ったろくろ・紅緒が互いに影響を与え合いながらそれぞれのトラウマを乗り越え、陰陽師としての戦いに挑みゆく姿が描かれている。


 
■トークコーナー

イベントはまず、トークコーナーから始まった。出演者に事前にアンケートをとり、それにもとづいてトークを行うものだった。様々なお題がでたのだが、作品に関連するお題として「作中のお気に入りのシーン」があった。一番目に指名された花江さんは、ろくろが紅緒に手助けして欲しいと土下座するシーンをあげた。「いがみ合っていた2人が陰陽師として絆が生まれたシーンだったから」という。これに対し、潘さんは、石鏡悠斗との決戦の後、泣きながら会話したシーンをあげた。2人の距離が縮まったことを象徴するシーンで、素敵だと思ったそうだ。
 


続いて、芹澤さんは、自身の演じる繭良が「ケガレ堕ち」する回(16話)をあげた。この回では前半は、繭良がろくろと紅緒のもとを訪れて料理をつくってあげて「ほっこりした気分」にした後、後半に入ってケガレ堕ちする衝撃の展開だった。芹澤さん自身、ケガレ堕ちの際、長時間笑い続けなければならないなど大変だったものの、演じていて楽しく、やりがいがあったと振り返った。
 
▲諏訪部さん(右から三番目)は、自身の演じる天若清弦役に合わせた衣装だった。ネクタイは、差し入れのお菓子の紐を利用したとのこと。


8月31日から始まった新章「列島覇乱篇」の見どころについては、花江さんは、アニメのみのオリジナルストーリーに加え、「さえ」と呼ばれる謎の少女がポイントになると明かした。ろくろたちが禍野で見つけて保護した女の子だが、ストーリー上、重要な存在になるとのこと。
 


また、新章に登場する新キャラとして、「山門」(やまと、CV:KENNさん)、「闇無」(やみなし、CV:井上和彦さん)、双子キャラの百道&千々石(ももち&ちぢわ、CV:松岡禎丞さん)を紹介した。
 


新章で自分の演じるキャラに希望する点としては、山下さんは、国崎慎之助の前髪で隠された素顔を見たい、とコメントした。国崎慎之助は、顔の上半分が前髪で覆われており、どんな目や鼻、眉毛などが見えないようになっている。これに対し、諏訪部さんは、すかさず目が「目が"3"になっているかもよ」とツッコミを入れて会場の笑いを誘った。また浪川さんは、土御門有馬の顔芸をあげた。登場時は「すごかった」が、話が進むにつれて大人しくなっていることがやや不満のようだ。


 
■バラエティコーナー

浪川さんがMCとなり、出演者6人が、2人1組となってチームを組み、ゲームに挑んだ。花江さんと潘さんによる双星チーム、諏訪部さんと芹澤さんによる親子チーム、村田さんと山下さんによる星火寮チームの3チームに分かれた。浪川さんの「さじ加減」で得点が決まるもので、最も多く得点をとったチームが優勝となる。優勝すると、賞品として、作中でも紅緒の好物としてたびたび登場する「おはぎ」をプレゼント。
 


このコーナーでは、一つの絵を左半分と右半分に分かれてそれぞれ描く「合作お絵かき」や、問いかけに対して同じ答えを書く「異口同音」、パートナーの口パクを読み取る「以心伝心」などチームワークの良さを問うものが多かった。このコーナーでは、終始、息の合ったコンビネーションを見せつつ、「媚を売られるのが好き」という浪川さんの心をつかんだ双星チームが終始、優位に進め、見事、「おはぎ」をゲットした。
 

 

 
▲合作お絵かきでは怪作が生まれた。大きさがピッタリとあったのは双星チーム。また、親子チームは2人とも右側のみを描き、星火寮チームは大きさが極端に違うものとなった。


 
■朗読コーナー「有馬の愛ラブクリニック」

キャストが出演するイベントならではの朗読コーナー「有馬の愛ラブクリニック」も行われた。ろくろと紅緒が高校生になる前に行われた、「報告会」の様子を描いたストーリーだった。有馬より、ろくろと紅緒の家に放った「ドローン式神」が2人の「けしからん行為」を録画したとのメッセージが届けられた。一同騒然とするなか、ろくろと紅緒はそろって「思い当たることがない」と否定しつつも、もしかすると意識してないことで何かやっているかもしれないと慌てた様子を見せた…。有馬の言う「けしからん行為」とはどんなことだったのか…。脚本は、アニメシリーズ構成の荒川稔久さんによる書き下ろしで、アニメ同様、コミカルなやり取りで会場の笑いを取りつつ、感動的な展開で締めくくった。
 


 
■イトヲカシと加治ひとみさんによるライブ

『双星の陰陽師』のエンディングテーマを担当するアーティストによるスペシャルライブも行われた。まず、伊東歌詞太郎さんと、宮田“レフティ”リョウさんによる2人組のユニット「イトヲカシ」が第2クールのEDテーマ「宿り星」を披露した。宮田さんがキーボードを演奏し、伊東さんが「一曲入魂」で熱唱し、会場を圧倒した。朗読劇の後、第1クールのエンディングを担当した加治ひとみさんが登場し、「アイズ」を情感豊かに、そして、力強く歌い上げ、ファンを魅了した。加治さんは、今年1月にメジャーデビューし、「アイズ」を収録したシングルCDがメジャーデビューシングルとなる。ろくろと紅緒の2人の絆の裏側にある想いを意識して歌詞を書いたとのことで、作中の2人の様々なシーンが思い出されたようだった。
 
 
 
■告知情報
 
▲Blu-ray&DVD第4巻が9月30日に発売する。


▲叡山電鉄とコラボし、ラッピング車両を運行する。原作者の助野氏が沿線にある京都精華大学の芸術学部漫画学科ストーリーマンガコースの出身であることがきっかけになったという。こちらは9月17日より運行開始となる。


▲アプリ「舞台めぐり」を使用した京都お清めスタンプラリーを行う。実施期間は、9月16日~10月31日。

 
▲先日発表となったPlayStation Vita向けゲームのプロモーションビデオも上映された。こちらはバンダイナムコエンターテインメントより発売となる。

 
(編集部 木村英彦)


 
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©助野嘉昭/集英社・「双星の陰陽師」製作委員会・テレビ東京
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
http://avex-pictures.co.jp/

会社情報

会社名
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
設立
2014年4月
代表者
代表取締役社長 寺島 ヨシキ/代表取締役副社長 勝股 英夫
決算期
3月
直近業績
非公開
上場区分
未上場
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