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【セミナー】カジュアルゲームにおける課金要素はポジティブ、早期導入がオススメ 2D Fantasista渡辺氏が『100万匹の羊』の事例を紹介

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アプリ開発者向けセミナー「アプリ×資金決済法 第1回セミナー」が9月26日、東京都内で行われた。まず、合同会社2D Fantasistaの渡辺雅央氏(写真)が登壇し、カジュアルゲーム『100万匹の羊』における課金要素の実装事例を紹介したので、その模様をレポートしておこう。主にカジュアルゲームの開発者に向けて課金要素の実装事例を紹介するものだった。
 



まず、2D Fantasistaは、2014年創業で、スマートフォン向けのカジュアルゲームの制作を主力事業としている。自社開発・パブリッシングを行っているほか、受託開発も行う。現在、5名体制でゲーム開発を行っているそうだ。代表的なタイトルとして『昭和駄菓子屋物語』や『昭和駄菓子屋物語2』、『タップ・シーフ・ストーリー』などがある。
 


今回事例として紹介したのが、『100万匹の羊』というカジュアルゲーム。星にいる羊を増やしていく、いわゆるクッキークリッカー系のアプリで、今年の4月にApp StoreとGoogle Playでリリースされたタイトルだ。現在、数万ダウンロードされており、一日あたり数百件・毎月千件レベルのダウンロードは行われているそうである。

KPIも公開した。アプリの収益構成だが、最も大きいのは全体の6割を占める広告収益。バナー広告、インタースフィシャル広告、ネイティブアドの3種類の広告を掲載している。また、課金が4割を占める。その他KPIは、DAUが1500~2500件で、ARPPUは2600円になるとのこと。7日間継続率が30%、1カ月間継続率で10%になる。

また、LTVについては、「きちんと計算したことはないが」と前置きしつつ、100円は超えていると推測しているそうだ。広告収益のみだったときのLTVは数十円レベルで、課金要素の実装で大きく上昇したことになる。課金要素については、リリース後に実装しており、「額は徐々に減っているものの、毎日課金されている状況にある」。
 


課金要素の実装は、リリースから1ヶ月半くらい経過したタイミングで入れた。これは久々の自社パブリッシングのゲームということで開発に手一杯で、課金要素を入れてトラブルが起こったら手が回らないと考えていたため、とのこと。まず、アプリをリリースして安定したら入れる方針だったようだ。

課金要素は、サーバーを用意せず、ローカルにデータを保存している。また、実装後、恐れていたお問い合わせはクレームも含めて1件も来ていない。アプリのレビューで「課金したものの反映されなかった」と書かれたことがあり、そこから対応した程度で、総じてサポートのコストは低いと明かした。

また、ゲーム課金の実装もアイテムを販売するだけと、かなりシンプルだったこともサポートコストの低さの要因になっているという。いわゆる仮想通貨を介さないだけでなく、「初心者限定セット」などの販売も行わなかったため、キャンセルなどの連絡やクレームが来なかった可能性があるそうだ。
 


課金要素を入れてみたところ、「こんなに課金してくれるのかと、初日はびっくりした」と語った。あくまで仮説としつつ、クッキークリッカー系のゲームは早くゲームを進行したい人にって課金をするのはポジティブな要素なのではないかと感じたという。ネガティブな文脈で捉えられることもある課金要素だが、必ずしもそうでもない、ということだ。

広告プラットフォームAppLovinとの親和性も高いと述べた。ゲーム内では主に動画広告を配信しているそうだが、動画広告視聴後のリワードとして、課金アイテムを出しており、ユーザーからの積極的に利用されているとのこと。
 


課金を実装して後悔したこととして、アプリのリリースした時点で課金要素を入れておくべきだったと明かした。そして、課金アイテムについても、最も高いものが3000円で、数量の面でも一番売れているため、もっと高いアイテムを販売しても買ってもらえたかもしれない、とも考えたそうだ。

このほか、Unityでアプリを開発したが、デフォルトの解析ツールだけだとわかりづらく、AppsFlyerなどの計測ツールを入れておくべきだったとも語った。課金の状況をきちんと把握しておき、LTVが高まっていけば、自分たちで広告を出して人員を投入するというプラスの循環が生み出せる状況に入れるからだ。
 


最後に「課金要素を入れて、収益を増やせばリクープに必要なダウンロード数が少なくなる。全てのゲームが数十万ダウンロードを目指す必要はなくなるかもしれない。1本当たりの収益を高めるためにも課金要素は早く入れたほうがいい。そしてカジュアルゲームが作りやすくなれば、面白いゲームが世の中に増えていく。課金はポジティブな要素なので、チャレンジしてほしい」と述べて講演を終えた。
 
 
(編集部 木村英彦)

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