【モバイルファクトリー決算説明会】「『駅メモ!』のDAUは足元が今期最高」(宮嶌CEO) 4Qは首都圏向けにTVCMと交通広告を実施へ


モバイルファクトリー <3912> は、10月20日、東京都内で決算説明会を開催した。同日発表した2016年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算は、売上高14億8100万円(前年同期比19.2%増)、営業利益4億6100万円(同98.7%増)、経常利益4億6200万円(同2.0倍)、四半期純利益3億500万円(同2.2倍)と大幅な増収増益を達成した。

決算説明会では、同社の宮嶌裕二代表取締役CEOが、今回発表された2016年12月期第3四半期決算のハイライトを説明した後、質疑応答が行われた。その質疑応答の内容なども踏まえつつ、会見の様子をまとめてみた。
 

■減価償却費の減少で利益率が改善…過去最高の営業益を更新


まずは第3四半期(7~9月)決算の状況を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比0.2%減の4億9900万円とほぼ横ばいの推移となった。一方、営業利益は同9.5%増の1億6200万円、経常利益は同9.0%増の1億6200万円、四半期純利益は同7.5%増の1億700万円と増益を確保し、四半期ベースで過去最高の営業利益を更新した。
 

増益となったのは、売上原価が減少したことによるものだ。これは「減価償却の完了により減価償却費が減少した」(宮嶌CEO)ことが要因だという。その一方で、広告宣伝費は前四半期の6800万円から7400万円に増加しており、これを吸収しての過去最高益となっている。
 

 

■『駅メモ!』のDAUは足元最高を記録 放映中のアニメとのコラボ効果も


続いて同社の主力タイトルである『ステーションメモリーズ!』(『駅メモ!』)の動向を見てみると、プロモーションの多角化を開始したことなどにより、DAU(日時アクティブユーザー数)が増加しており、足元は説明会前日の「10月19日に今年最高のDAUを更新した」(同)状況にあるという。

ただし、位置ゲーム全体の売上高を見ると、売上高は前四半期比横ばいの推移となっている。これは「『駅メモ!』には『ポケモンGO』はほとんど影響がなかった」(同)ものの、「『ポケモンGO』の影響で3番目、4番目のゲームは落ち込んだのでは」(同)とし、『駅奪取』がそうした影響を受けた可能性を示唆していた。
 

ちなみに『駅メモ!』が伸びた理由については、体験型イベントの効果などもあるが、この四半期については「放映中のアニメとのコラボの効果もあった」(同)とのことだ。
 

■4Qは「首都圏向けにTVCMと交通広告を実施」(宮嶌CEO)


今後については、『駅メモ!』は「年末年始に大型IPとのコラボを実施する予定」(同)だという。また、第4四半期期間(10~12月)中に「首都圏向けにTVCMと交通広告を実施する」(同)ともしていた。

現状の2016年12月期通期予想と第3四半期までの実績を踏まえると利益率が低下する予想となっているが、これはそのCMや広告による広告宣伝費の増加が見込まれることが要因のようだ。ちなみに第4四半期の広告宣伝費は「前年4Qと同程度を考えている」(同)とのこと。
 

なお、新作については現在開発中としていたが、現時点では具体的な状況を開示できる状況ではなく、今後発表できるタイミングで開示するとしていた。
 
(編集部:柴田正之)
株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
企業データを見る