クルーズ、2Qは売上高33%増、営業益2倍と大幅増収増益 EC事業は過去最高の四半期売上高を更新 中核事業をゲームからECへと事業構造を転換へ

クルーズ<2138>は、11月11日、2017年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高158億4800万円(前年同期比33.9%増)、営業利益14億7500万円(同2.0倍)、経常利益14億8500万円(同2.0倍)、四半期純利益10億4300万円(同3.4倍)となった。
 

①インターネットコマース事業…売上高92億5100万円(前年同期比39.0%増)、セグメント利益3億3900万円(同79.3%増)
SHOPLISTが引き続き好調に推移しており、第2四半期連結会計期間においても過去最高の四半期売上高を更新した。今後においても、継続的な大規模プロモーションや、注文から最短で24時間以内に商品を届けることなどの物流強化の推進、ポイント付与などによるリピーター化など、引き続き事業規模拡大・サービス向上に注力していく。

②インターネットコンテンツ事業…売上高65億4900万円(同28.3%増)、セグメント利益11億3200万円(同2.1倍)
2016年6月に1周年を迎えた『エレメンタルストーリー』(以下『エレスト』)の大規模プロモーションやアップデートが功を奏し、業績をけん引した。
 

また、「永続的な企業の存続に必要不可欠な事業ポートフォリオの変革、SHOPLISTをファストファッションEC分野を代表するブランドへ」という方針を掲げ、2016年11月に『エレスト』を除くインターネットコンテンツ事業(以下、ゲーム事業)の譲渡を実施し、中核事業をゲーム分野からEC分野へ事業構造を転換した。今後、SHOPLISTへ人材や資金等の経営資源を集中させ、SHOPLISTの集客力・販売チャネル・ブランディング強化を行うことで企業価値の向上に努める。さらに、ファッションキュレ―ションメディア「MARBLE」を運営するCandleの獲得を発表したように、今後もSHOPLISTを強化するためのM&Aを積極化していく方針だ。

さらに、今後のゲーム事業については、戦略子会社Studio Zにて、少数精鋭で1本の新規開発に一球入魂、低額投資と少人数組織でマネジメントコストやコミュニケーションコストの効率化を図ることで、ハイリスクな開発方式をローリスクに変えた形で、高収益を生み出すヒット作の創出に継続して挑戦していく。なお、Studio Zの代表取締役CEOには、クルーズの代表取締役社長でもある小渕宏二氏が就任する。

なお、2017年3月期通期の業績予想については、現時点で合理的な業績予想の算定ができないとし、非開示としている。
クルーズ株式会社
http://crooz.co.jp/

会社情報

会社名
クルーズ株式会社
設立
2001年5月
代表者
代表取締役社長 小渕 宏二
決算期
3月
直近業績
売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2138
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