カドカワ、17年3月期の営業益予想を31億円→60億円に上方修正…メディアミックス作品、電子書籍・雑誌の好調で

カドカワ<9468>は、11月10日、2017年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高2020億円(前回予想2000億円)、営業利益60億円(同31億円)、経常利益58億円(同33億円)、最終利益40億円(同17億5000万円)とした。

従来予想からの修正率は、売上高が1.0%増、営業利益が93.5%増、経常利益が75.8%増、最終利益が128.6%増となる。
 

同社では、上半期において、出版事業のメディアミックス作品の好調、電子書籍・電子雑誌が市場の拡大と共に成長していることなどにより、想定を上回る利益を計上したことを踏まえた、としている。ただし、下半期に限っては、足元の業績及び業界動向を踏まえており、セグメントごとの入り繰りはあるものの、当初からの利益水準の見込みに大きな変更はないという。

同時に発表した第2四半期累計(4~9月)の連結は、売上高997億円(前年同期比6.2%増)、営業利益44億円(同26.1%増)、経常利益40億円(同4.6%減)、最終利益30億円(同57.8%増)だった。