マイクロアド、データを軸とした企業のマーケティング基盤構築サービス 「UNIVERSE」を提供開始


マイクロアドは、12月2日、様々なデータを集積・分析し、企業の顧客生涯価値最大化を実現する、マーケティング基盤構築サービス「UNIVERSE」の提供を開始した。2017年3月までにUNIVERSEの導入企業50社を目標としている。

同社では、2007年の設立より、自社で取得したインターネット上のオーディエンスデータや、第三者企業から提供を受けたデータを統合的に集積・分析することで、広告配信に活用する事業を進めてきたが、今回開始した「UNIVERSE」は、それらデータ集積・分析の知見を活用し、企業のマーケティング基盤構築を支援するサービスとなる。

「UNIVERS」Eでは、企業の保有する顧客CRMデータ、マイクロアドが保有する4億ユニークブラウザのPCおよびスマートフォンの行動データを、単一のIDによって統合的に結び付け分析する機能を提供する。また、マイクロアドがハブになり、第三者のデータ保有企業との連携も支援し、様々なデータを統一的なIDで、横断的に集約・分析する環境を提供するという。

これら機能によって、従来は単一のデータソースによる一面的な顧客属性分析しかなし得なかったところが、複数のデータソースによる多面的な分析が可能となり、より正確な顧客ペルソナを把握することができる。これらの分析結果はシームレスに広告配信やCRM施策への適用ができ、より的確なユーザーコミュニケーションを実現できる、としている。
 


<UNIVERSEを活用したマーケティングユースケース>

●オンラインでの商品購買に至ったユーザーの購買誘因をデータから分析し、ペルソナを設計した上で、CRMや広告配信のターゲティングに活用。
●実店舗の位置情報と、マイクロアドが保有する各種行動データを統一IDで横断的に分析し、商圏毎のユーザー特性を把握。位置連動型のCRM施策や広告配信のターゲティングに活用。
●企業のアプリ内行動データを、マイクロアドの保有するデータと統一IDで横断的に分析し、データを軸としたアプリCRMを実現。


これらのデータ分析環境に対して、各種のファクトデータをインプットすることで、ファクトから遡ったユーザーの行動分析が可能となるほか、従来の仮説設計を起点としたコミュニケーションプランニングから、結果事実を起点とした新たなコミュニケーションプランニングを実現することができる。また、ソフトバンクが2016年10月から提供している、SoftBank Ads Platform(ソフトバンクアドプラットフォーム)とも連携し、ソフトバンクが有するモバイルマーケティングの知見や独自データを融合した最適な打ち手の実現も目指すという。