【ゲーム株概況(1/20)】業績予想の増額発表のドリコムとカヤックがともに買われる VR・AR・AIコンテンツ子会社設立のボルテージも急騰

1月20日の東京株式市場では、日経平均株価は3日続伸となり、前日比65.66円高の1万9137.91円で取引を終えた。トランプ氏の米大統領就任式を直前に控え、売り方の手じまいの動きとなったことに加え、10~12月期の中国のGDP(国内総生産)成長率が市場予想を上回ったこともプラスに働いた。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、この日は前日(1月19日)に好材料を発表した銘柄が素直に動意づく形が目立った。1つは前日に第3四半期業績予想の大幅上方修正を発表(関連記事)したドリコム<3793>で、『ダービースタリオン マスターズ』の好スタートなどにより、営業利益が従来予想から約2.5倍に上ブレしたことが材料視された。

同様に前日に16年12月期通期の連結業績予想の上方修正を発表(関連記事)したカヤック<3904>も大幅高した。

また、VR・AR・AI技術を用いたコンテンツを提供する子会社ボルテージVRを設立することを発表(関連記事)したボルテージ<3639>が急騰した。

ほか、サイバーステップ<3810>が6日連続のストップ高となり、gumi<3903>やアエリア<3758>なども高い。

半面、ユークス<4334>は引き続き利益確定の売り物に押される展開となり、シリコンスタジオ<3907>やイマジニア<4644>も反落した。


■関連銘柄
株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高108億円、営業利益22億8100万円、経常利益21億9200万円、最終利益11億5900万円(2023年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
企業データを見る
株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高42億5700万円、営業損益8400万円の赤字、経常損益6300万円の赤字、最終損益3900万円の赤字(2023年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
企業データを見る
株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
企業データを見る