【ゲーム株概況(3/24)】「ダンまち」新スマホゲーム発表を材料にグリーが3日ぶり反発 ファルコムはPS4向け『イース8』体験版配信開始が刺激に

3月24日の東京株式市場では、日経平均株価は続伸し、前日比177.22円高の1万9262.53円で取引を終えた。朝方は1ドル=110円台まで進んだ円高の流れを嫌気し、売り先行となったものの、円高の流れの一服とともに3月決算期末を意識した押し目買いの動きが進んだ。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、グリー<3632>が後場に入って上げ幅を拡大した。グリーは、子会社のWright Flyer Studiosが人気アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のスマートフォン向けRPG『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~』の今夏配信を発表(関連記事)したことなどが材料視されたようだ。

また、アエリア<3758>や日本ファルコム<3723>なども買われた。日本ファルコムは、PS4向け『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)』の最速体験版を本日(3月24日)より配信開始しており、本作の発売へのスケジュールが予定通り順調進んでいると市場から評価される格好となったもよう。

半面、前日3月23日に好材料で動意づいたカヤック<3904>とオルトプラス<3672>はともにマイナス圏の推移となるなどさえず、前日に開発に全面協力した『ブレイブリーデフォルトフェアリーズエフェクト』(配信はスクウェア・エニックス)が配信開始となったシリコンスタジオ<3907>も目先材料出尽くしとみた売り物に押された。

ほか、KLab<3656>やアクセルマーク<3624>なども軟調に推移した。



■関連銘柄
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高754億4000万円、営業利益124億9800万円、経常利益130億8600万円、最終利益92億7800万円(2023年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
企業データを見る
日本ファルコム株式会社
http://www.falcom.co.jp/

会社情報

会社名
日本ファルコム株式会社
設立
1981年3月
代表者
代表取締役社長 近藤 季洋
決算期
9月
直近業績
売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3723
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