電通、米子会社を通じてカプコンの人気ゲーム「ロックマン」の新作アニメの制作を開始　映画「ベイマックス」などに参画の「Man of Action」を起用

電通<4324>は、米国100％子会社のDentsu Entertainment USA, Inc.（電通エンタテインメントUSA/ロサンゼルス）を通じ、カプコン<9697>の人気ゲーム「ロックマン」（海外名称「MEGA MAN」）を原作としたアニメーションの制作を開始した。

本作は児童向けアニメーションの配給・制作大手「DHX Media」（本社：カナダ）との共同事業であり、タイムワーナー傘下の主要チャンネル「カートゥーン・ネットワーク」での放送を2018年以降に予定している。米国内で高い視聴率を誇る同チャンネルでの放送により、玩具を中心とした商品化の拡大やグローバルでの事業展開が見込まれるという。

「ロックマン」は1987年にカプコンより発売され、これまでに約3100万本の販売実績がある人気ゲーム。過去に制作されたアニメーションも、日本および米国を中心に高い人気と知名度を誇っている。今回の新作アニメ企画では、当社は米国を中心としたグローバル市場への展開を想定し、映画「ベイマックス」の制作参加やテレビアニメ版「スパイダーマン」「アベンジャーズ」などを手掛けた米国のヒットクリエーター集団「Man of Action」を起用し開発を進めていきます。高い人気と知名度のある日本原作と、米国のクリエーター集団による企画を組み合わせた手法は、既に米国の放送界から高い評価を獲得している。

今後も電通は、日本の優良な原作を活用したグローバル市場向けの新規コンテンツ開発やビジネスの拡大に取り組んでいく方針だ。

■「ロックマン」新作アニメの制作スタッフ
・原作：株式会社カプコン
・制作：Dentsu Entertainment USA／DHX Media／Man of Action
・脚本：Man of Action
・アニメ制作：DHX Studio