【決算カレンダー】ゲーム関連銘柄の12~2月決算が今週後半から来週にかけて発表に…ケイブは次の一手に注目 2Q以降の改善に期待がかかるシリコンスタジオ

今週後半から来週にかけて、ゲーム・ネット関連銘柄の12~2月決算の発表が実施される。主なゲーム関連では、トーセ<4758>が4月6日、ブロッコリー<2706>とメディア工房<3815>、シリコンスタジオ<3907>が4月7日と今週に発表予定、ケイブ<3760>とエディア<3760>が4月13日、サイバーステップ<3810>とアクロディア<3823>が4月14日と来週に発表を予定している。

ケイブは、第3四半期決算の発表となるが、第2四半期までは『ゴシックは魔法乙女』の売上の伸びが継続し、全体業績をけん引する状況が続いている。この『ゴシックは魔法乙女』の海外展開も1月30日に台湾・香港・マカオでの展開におけるローカライズや配信、プロモーションを委託するパートナーとして、GungHo Gamania(ガンホー・ガマニア社)とライセンス契約を締結するなど着々と進められており、第3四半期も順調な業績内容が出てくる可能性は高そうだ。ただし、四半期ごとに『ゴシックは魔法乙女』への依存度が強まっており、次の一手をどう打っていくのかも注目されるところ。

シリコンスタジオは、2016年11月期決算において、業績予想の大幅下方修正を余儀なくされるなど前期は苦戦が目立った。それを受けての2017年11月期のスタートとなる第1四半期決算が発表されることになるが、おそらくこの第1四半期の業績は、前四半期に続き緩やかな回復が図れているかどうかといったラインが想定される。ただし、足元は同社が開発に全面協力したスクウェア・エニックスの新作スマホゲーム『ブレイブリーデフォルト フェアリーズエフェクト』が好調な推移を見せており、第2四半期以降の収益に寄与してくることも予想される。また、VRにも対応した次世代型ゲームエンジン「Xenko」が4月にいよいよ正式リリースとなり、第2四半期以降はミドルウェアの競争力がアップすることも見込まれえる。これらを踏まえた第2四半期以降の展望をまずは見極めたい。

 
発表予定日 コード 会社名 決算期末 種別
4月6日 3678 メディアドゥ 2月 本決算
4月6日 4728 トーセ 8月 2Q
4月6日 4763 C&R社 2月 本決算
4月7日 2706 ブロッコリー 2月 本決算
4月7日 3711 創通 8月 2Q
4月7日 3815 メディア工房 8月 2Q
4月7日 3907 シリコンスタジオ 11月 1Q
4月12日 3697 SHIFT 8月 2Q
4月13日 3760 ケイブ 5月 3Q
4月13日 3935 エディア 2月 本決算
4月14日 3627 ネオス 2月 本決算
4月14日 3791 IGポート 5月 3Q
4月14日 3810 サイバーステップ 5月 3Q
4月14日 3823 アクロディア 8月 2Q
4月14日 6047 Gunosy 5月 3Q
4月14日 6058 ベクトル 2月 本決算
4月14日 6172 メタップス 8月 2Q
株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
決算期
5月
直近業績
売上高69億6300万円、営業利益2億4300万円、経常利益2億1300万円、最終利益25億7900万円(2023年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
企業データを見る
シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
企業データを見る