【ゲーム株概況(4/10)】最終益予想を10倍に増額のサイバーステップがS高 「おそ松さん」さん新スマホゲーム開発を発表のマーベラスは後場急騰

4月10日の東京株式市場では、日経平均株価は週末を挟んで続伸し、前日比133.25円高の1万8797.88円で取引を終えた。米3月の雇用統計において失業率が低下したことなどから米国景気や今後の利上げスケジュールに対する市場の心理が改善し、国内市場にもその流れが波及した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、サイバーステップ<3810>に朝方から買いが殺到し、終日ストップ高買い気配に張り付いたままで推移した。サイバーステップは、前週末4月7日に2017年5月期の連結業績予想の上方修正を発表し、最終利益予想は従来予想の2000万円から10倍超となる2億8000万円に上ブレする見通しと発表したことが材料視されたもよう。

【関連記事】
サイバーステップ、2017年5月期の最終益予想を14倍に大幅上方修正、2000万円→2億8000万円 オンラインクレーンゲーム『トレバ』好調を受けて

また、後場に入って、マーベラス<7844>が急騰した。マーベラスは、前場引け後にTVアニメ「おそ松さん」を題材としたスマートフォンゲームアプリ『しま松(仮)』(タイトル名称は仮称)をディ・テクノと共同で開発・配信すると発表(関連記事)したことが株価の刺激材料となったようだ。

ほか、前週末に発表した2018年2月期の業績予想を材料にブロッコリー<2706>が大幅反発し、アエリア<3758>やオルトプラス<3672>、ボルテージ<3639>なども高い。

半面、ドリコム<3793>やアカツキ<3932>などが売られ、第2四半期累計の営業利益が前年同期比91.8%減と低調(関連記事)だったメディア工房<3815>の下げもきつい。


■関連銘柄
株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高253億4100万円、営業利益24億8800万円、経常利益29億3100万円、最終利益19億2500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
企業データを見る
サイバーステップ株式会社
https://corp.cyberstep.com/

会社情報

会社名
サイバーステップ株式会社
設立
2000年4月
代表者
代表取締役社長 佐藤 類
決算期
5月
直近業績
売上高74億1600万円、営業損益13億5300万円の赤字、経常損益14億8800万円の赤字、最終利益20億9700万円の赤字(2022年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3810
企業データを見る