Facebook、開発者カンファレンス「F8」でインスタントゲーム、ゲームルーム、ゲームライブストリーミングの開発者向けアップデートを発表

<メーカーの発表資料をそのまま掲載しています>


Facebook ゲームは、人々が ゲームで遊び、見て、親しい人と自分の好きなゲームをシェアすることができるグローバルコミュニティの構築に注力してきました。本日、モバイル端末やデスクトップ、動画プラットフォームにおいて、開発者がゲームを開発し、拡大していくために役に立つアップデートを提供します。下記は、F8で発表したインスタントゲーム、Facebookゲームルーム、ゲームライブストリーミングについてのスナップショットです。


 
インスタントゲーム
 

昨年の公開以降、多くのプレイヤーがHTML5対応のインスタントゲームをクロスプラットフォームで楽しんでいます。この90日の間でも、15億以上のゲームがMessengerのインスタントゲームや、Facebookのニュースフィード上でプレイされています。

F8では、開発者が生み出したゲーム体験をよりコントロールできるようになる、リッチ・ゲームプレイ機能を紹介しました。オープニング画面とエンディング画面をカスタマイズし、ゲームプレイのシェアや接続を後押しする新しいAPIを統合できるようになります。リッチ・ゲームプレイ機能は、現在のプラットフォームで提供しているデータ量の軽いスコアベースのゲームを超えて、より幅広い種類のゲームをサポートする基礎を提供しています。

インスタントゲーム「Words With Friends」の今度のローンチに合わせて、ソーシャルゲーム会社のジンガでは、プレイヤーがMessengerのスレッド内で直接、ゲーム内での言葉のやり取りをシェアできるようにします。さらに、ベンチャー企業のブラックストーム・ラブズは、インスタントゲームで人気が高いタイトルの一つである「EverWing」の新しいバージョンを発表します。リッチ・ゲームプレイ機能の搭載により、Messengerのスレッド内の更新が可能となり、ゲーム内で何が起きているかプレビューを見せたりできるようになります。また、既に戦闘中のレイドボスに自分も入っていくべきか決めようとしているプレイヤーにとっても便利な機能になります。

また、プレイヤーがゲームをより簡単に見つけることができるようになる、新しいゲームタブも公開します。さらに、開発者がゲームbotを活用して、ゲームをしていない時でさえも、Messengerチャット内でとった行動を通して、ゲームに接続することができる魅力的な方法を生み出すことも可能になります。

クローズドベータで利用可能なインスタントゲームプラットフォームに関心のある開発者の方は、こちらから申し込むことができます。


 
Facebookゲームルーム

Facebookはマルチプラットフォーム向け統合開発環境のUnity と協業し、Facebookゲームルームの新しいプラットフォームである「Unity5.6」を先月リリースしました。その結果、Unityの開発者は自らのゲームをFacebookゲームルーム上に効率的に展開することが可能となりました。ゲームルームでは、パソコンやデスクトップによるゲームプレイのパフォーマンス最適化や、HTML5や WebGL、Flashなどによって作られたオンラインゲームを快適に利用するためのサポートをしています。ゲームルームはWindows 7以上の環境下で利用可能で、現在10以上のカテゴリにおいて1,000以上のゲームがあります。直近では、プレミアムゲームの導入サポートをし、今後数週間あるいは数ヶ月の間により多くのゲームを増やしていく予定です。
 

Facebookでは、パソコンゲームのプラットフォームに、開発者自ら作成したゲームを紹介する機会を増やすため、ゲームルームプラットフォームSDKのクローズドベータを近日公開します。これは、Unreal Engineやcocos2dなど、さまざまなゲームエンジンで作られる製品に柔軟に対応することを目的とし、すでにHigh Voltage Softwareの開発者と共に、彼らが提供する「Dragon Front」 をゲームルームプラットフォーム上で公開することを目指しています。Unreal engineが使われ、元々はOculus向けのゲームだった「Dragon Front」の2Dバージョンが、今後数週間でゲームルームにて公開される予定です。ゲームルームプラットフォームSDKのベータ版に関心のある開発者の方は、こちらから登録を受け付けています。

また、Facebookでは、初期段階ではありますが、100%ゲームに関連したコンテンツを絶えず配信するGames FeedをGameroom内に追加する予定です。私たちは、ゲーム開発者に、プロデューサーチャットのような動画やゲーム関連のニュースのほか、日々ユーザーが楽しむさまざまなゲームに関する発見の手助けをしたいと考えています。


 
ゲームライブストリーミング
 

Facebookでは、世界中の人々がデスクトップパソコンからFacebookでライブ動画配信が可能となったことを3月に発表しました。個人のプロフィールページや、自分が管理しているFacebookページ、グループに自分のゲームプレイ経験を簡単に記録できるようにしています。ゲーマーとライブ動画配信をするユーザー同士を、そして彼らと彼らの好きなゲームを、より有意義な方法でつなげていくことがFacebookの目標です。

F8では、間もなく、Live APIを使用しているプラットフォーム・パートナーがFacebookグループに直接シェアできるようになることを発表しています。SplitmediaLabsによるライブ動画配信とビデオミキシングアプリケーションである「XSplit」と協業し、特徴あるアプリケーションを発表し、どう既存のLive API統合に新たな機能性を持たせられるのか、期待しています。Facebook Liveでライブ動画配信をするプロのeスポーツチームも増えており、最新のプロチームとしては、プロバスケットボールチームの「フィラデルフィア76ers」のTeam DignitasがFacebook上で新たなファンを見つけ獲得しています。

ゲームに合った幅広い種類の新しい機能とプラットフォームにより、開発者がFacebookでつながっている18.6億を超えるユーザーへ自分の開発したゲームを届けることに繋がることを願います。
Meta(Facebook)

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