【決算分析】ガンホーの決算説明資料より…今後のゲーム配信は自社タイトルのマルチプラットフォーム・グローバル展開と他社IPパブリッシングを基本方針に
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、4月28日に2017年12月期の第1四半期（1～3月）の連結決算を発表（関連記事）し、決算説明資料を公開した。今回はその中から同社の今後のゲーム配信の考え方についての部分を取り上げたい。まず、前提として、同社は日本のスマートフォンゲーム市場は成熟化してきており、日本市場のみでの成長には限界あると考えているという。そこで、様々な市場で受け入れられるユニバーサルデザインのゲーム開発を増やし、グローバル配信を行っていくことがまずは1つの方針となる。
また、スマートフォンゲーム市場が成熟しつつある中でもユーザーに楽しまれているタイトルとして、IPを活用したタイトルの存在を挙げており、他社開発タイトル、他社IPを活用したタイトルをパブリッシングで展開していくことも予定しており、「開発本部が手掛けた自社開発のオリジナルタイトルを世界に向けてマルチプラットフォーム展開」「パートナー・パブリッシング本部が他社開発・他社IPを活用したタイトルをパブリッシングでモバイル展開」というのが基本方針となるようだ。
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円（2023年12月期）
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765