【ゲーム株概況(7/14)】『ゆゆゆい』好調や新作への思惑でオルトプラスが後場急伸 前日発表の決算の赤字でケイブとエディアが売られる

7月14日の東京株式市場では、日経平均株価は続伸し、前日比19.05円高の2万118.86円で取引を終えた。前日の米国市場でNYダウが過去最高値を更新していたこともあり、主力株を中心に朝方から買いが先行した。ただ、3連休前ということもあり、相場のエネルギーには欠ける格好となり、一巡後は伸び悩んだ。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、オルトプラス<3672>が後場に入って急伸した。KADOKAWAとscopesの共同タイトル『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』(『ゆゆゆい』)が本日のGoogle Playランキングで初のトップ30入りを果たすなど好調に推移していることに加え、『みんゴル』が好スタートを切ったフォワードワークスとの共同開発タイトルを2タイトル(『アーク ザ ラッド(仮)』と『ソラとウミのアイダ』)抱えていることが市場の評価材料となっている。

また、連結子会社gumi VRが米国のゲーム開発会社inXile Entertainmentに出資することを発表したgumi<3903>が買われ、グリー<3632>やカヤック<3904>などがしっかり。

半面、前日7月14日に発表した2017年5月期の決算が営業赤字となったケイブ<3760>が大幅続落し、同じく発表した1Q決算が営業赤字となったエディア<3935>も売られた。

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なお、本日、完全新作タイトル『ブレイカーズ』(仮称)を開発中であることと、韓国ジェリーオアシス社からスマホ向け正統派RPG『Wonder5 Masters』の国内配信権を取得することを発表するなど好材料が相次いだサイバーステップ<3810>だが、大引け後に2017年5月期の決算発表を控えていた警戒感から伸び悩む展開となった。


■関連銘柄
株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
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