スクエニHD、第1四半期の営業益は43%増の128億円と大幅増益…「FFBE」や「星ドラ」「DQMスーパーライト」「NieR:Automata」「FFXIV」など貢献

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、この日(8月4日)、第1四半期(4~6月)の連結決算を発表し、売上高570億円(前年同期比11.3%増)、営業利益128億円(同43.9%増)、経常利益132億円(同106.1%増)、最終利益83億円(同56.8%増)と大幅な増益を達成した。家庭用ゲームソフト、スマホ・PC・ブラウザゲーム、MMORPGがいずれも好調で、グループの業績拡大をけん引した。

 


■デジタルエンタテインメント事業は、売上高441億円(同17.7%増)、営業利益137億円(同44.9%増)だった。

家庭用ゲームソフトのパッケージソフトなどの販売が減少したものの、「NieR:Automata」をはじめとする過去に発売したタイトルのダウンロードを中心としたリピート販売が好調で増益となった。

スマートデバイス・PCブラウザゲームは、「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」、「星のドラゴンクエスト」、「ドラゴンクエスト モンスターズ スーパーライト」、「キングダム ハーツ ユニオン クロス」などの既存タイトルが好調に推移し、増収増益だった。

また、多人数参加型オンラインロールプレイングゲームにおいては、「ファイナルファンタジーXIV」の拡張版ディスクの発売によるディスク売上と、それに伴う課金会員数の増加により、前年同期比で増収増益となった。


■アミューズメント事業は、売上高89億円(同13.2%減)、営業利益6億円(同20.7%減)だった。店舗運営が堅調に推移したものの、アミューズメント機器の販売については新規タイトルの発売がなかったため、前年同期比で減収となった。


■出版事業は、売上高22億円(同2.0%増)、営業利益5億円(同6.2%増)だった。コミック単行本の売上が堅調に推移した。


■ライツ・プロパティ等事業は、売上高21億円(同52.3%増)、営業利益5億円(同4.2%増)だった。自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラック等の販売・許諾、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化等が好調に推移した。


 

■2018年3月期の見通し


2018年3月期の業績はレンジ予想となっており、売上高2400億円~2600億円(前期比6.6%減~1.2%増)、営業利益250億円~300億円(同20.1%減~4.1%減)、経常利益250億円~300億円(同19.7%減~3.6%減)、最終利益165億円~195億円(同17.7%減~2.7%減)を見込む。

 
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3432億6700万円、営業利益443億3100万円、経常利益547億0900万円、最終利益492億6400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
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