【ゲーム株概況(10/25)】『ドラクエライバルズ』のリリース接近でトーセが一時S高 DeNAはスマホ版『どうぶつの森』の新発表で材料出尽くしに

10月25日の東京株式市場では、日経平均株価は17日ぶりの反落となり、前日比97.55円安の2万1707.62円で取引を終えた。朝方は米国市場高などを受けて買いが先行する場面があったものの、ここまでの16日続伸による過熱感の高まりに加え、ECB(欧州中央銀行)理事会や国内での決算発表シーズンを見極めたいとの見方から一巡後は次第に値を消し、大引けにかけてマイナスに転じた。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、トーセ<4728>が一時ストップ高となるなど異彩を放つ強さを見せた。トーセは、目新しい材料が浮上したわけではないものの、同社が開発を担当するスクウェア・エニックスのスマホ向け対戦デジタルカードゲーム『ドラゴンクエストライバルズ』のリリースが約1週間後に迫っていることもあり、人気が再燃する形となったようだ。

また、ミクシィ<2121>やKLab<3656>、ドリコム<3793>、オルトプラス<3672>などがしっかり。

半面、enish<3667>は前日に続いて利益確定の売り物に押され、アエリア<3758>やエディア<3935>、エイチーム<3662>なども売られた。

DeNA<2432>は午前中は堅調な推移が続いていたものの、本日(10月25日)12時から放送された「スマートフォン版 どうぶつの森 Direct」において、スマホ版『どうぶつの森 ポケットキャンプ』の11月下旬リリースが発表されると、目先の材料出尽くしとの見方が広がり、マイナス圏に沈む格好となった。

なお、もう一方の当事者である任天堂<7974>は、終日堅調な推移が続いた。


■関連銘柄
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1349億1400万円、営業利益42億0200万円、税引前利益135億9500万円、最終利益88億5700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
企業データを見る
株式会社トーセ
http://www.tose.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社トーセ
設立
1979年11月
代表者
代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
決算期
8月
直近業績
売上高56億6200万円、営業利益4億6900万円、経常利益5億500万円、最終利益3億1000万円(2022年8月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4728
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