【ゲーム株概況(11/7)】2Qの大幅増益を好感してカプコンが年初来高値を更新 通期予想の増額のKLabは目先材料出尽くしに トーセも5日ぶり反落

11月7日の東京株式市場では、日経平均株価は上げ幅を拡大して4日続伸し、前日比389.25円高の2万2937.60円で取引を終えた。国内市場の先高観から主力株を中心に買いが入る展開となり、バブル後の戻り高値を25年10カ月ぶりに更新した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、カプコン<9697>が朝方から買われ、年初来高値を更新した。前日11月6日に発表した第2四半期の連結決算が営業利益で前年同期比2.9倍と大幅な増益となったことが市場から素直に評価されたようだ。Nintendo Switch向けタイトルの好調も目立っており、Nintendo Switch関連としての評価も高まっているもよう。

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また、Aiming<3911>やサイバーエージェント<4751>などが買われ、コナミHD<9766>やコーエーテクモHD<3635>など既にこの7~9月シーズンの決算発表を通過済みの大手ゲーム株も高い。

半面、KLab<3656>は、前日11月6日に2017年12月期通期の連結業績予想の上方修正を発表(関連記事)したものの、目先材料出尽くしとの見方から売りが先行する展開となり、トーセ<4728>も『ドラゴンクエストライバルズ』の配信開始に絡んで上昇したことによる反動の売り物に押され、5日ぶりに反落した。
 
ほか、ドリコム<3793>やオルトプラス<3672>、ガンホー<3765>などもさえない。


■関連銘柄
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
企業データを見る
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
企業データを見る