ガーラ、2Qは1.6億円の営業赤字を計上 国内は『Flyff Legacy』配信開始も期中の寄与は限定的 『エターナルヒーロー』のMMORPG版を開発へ

ガーラ<4777>は、11月10日、2018年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高3億700万円(前年同期比1.8%増)、営業損益1億6600万円の赤字(前年同期2億5700万円の赤字)、経常損益1億6700万円の赤字(同2億8500万円の赤字)、四半期純損益1億7300万円の赤字(同2億8300万円の赤字)と増収、赤字幅縮小での着地となった。
 

国内は、子会社Gala Labが開発したスマートフォンゲームアプリ『Flyff Legacy(フリフレガシー)』日本語版を、子会社ガーラジャパンが2017年9月より配信開始した。配信開始後の売上高はおおむね順調に推移しているが、ダウンロード配信開始が第2四半期連結累計期間の後半であったため、前年同四半期と比較し売上高が減少した。一方、『Arcane(アーケイン)』のマーケティング活動費用が前年同四半期と比較して減少し、販売費および一般管理費は減少した。その結果、日本セグメントにおける売上高は前年同期比で3.3%の減少となり、セグメント損益は8600万円の赤字となった。

韓国は、オンラインゲーム事業で主力ゲームの『Rappelz(ラペルズ)』および『Flyff Online(フリフオンライン)』のユーザーへのアイテム販売減少によるロイヤリティの減少により売上高が減少した。一方、スマホアプリ事業は、2017年1月に韓国語版のダウンロード配信を開始した『Flyff Legacy』を、5月にフィリピン、オーストラリア、ニュージーランド、タイ、ベトナムおよびインドネシアにて英語版、9月に台湾、香港およびマカオにて中国語版、タイにてタイ語版を配信開始した。また、9月にアメリカ、カナダ、バハマなどのライセンス契約地域以外の地域で英語版をが配信開始した。配信開始後の売上高はおおむね順調に推移しており、前年同四半期と比較し売上高が増加した。

一方、費用は、韓国のRed Sahara Studioが開発したRPGゲーム『Immortal Warrior(日本リリース名:エターナルヒーロー)』のMMORPG版を開発することとなり、開発にかかる人件費などが増加したため、前年同期と比べて販売費および一般管理費が増加した。その結果、韓国セグメントの売上高は前年同四半期比で6.2%の増収となり、セグメント損益7700万円の赤字となりました。

なお、2018年3月期の業績予想については非開示。スマートフォンアプリ事業において、アプリの開発やダウンロード配信が予定通りに進まない可能性や、配信開始後の課金収入の予測が極めて困難であることなどから公表を差し控えるとしている。
株式会社ガーラ
http://www.gala.jp/

会社情報

会社名
株式会社ガーラ
設立
1993年9月
代表者
代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
決算期
3月
直近業績
売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4777
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