2018年 年頭所感（グリー株式会社・田中良和社長）

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年のグリーは、主力のゲーム事業において、2014年に掲げたネイティブシフトの成果としてリリースラッシュを迎え、開発スタジオであるWright Flyer Studiosとポケラボのそれぞれからヒット作品を創出することができました。

また、ゲーム事業の次の柱とするべく取り組んでいる広告・メディア事業においては、住まい・暮らしジャンルで「LIMIA」が国内最大級のメディアに成長し、2月にはファッション動画メディアなどを手がける「３ミニッツ」をグループに迎え入れました。新しいジャンルのメディアも立ち上げるなど、事業領域を大きく拡大した1年でした。

こうした事業活動の一つの結果として、Google Play 「ベスト オブ 2017」で「アナザーエデン 時空を超える猫」がゲーム クリエイティブ部門大賞を受賞、「SINoALICE（シノアリス）」も入賞し、アプリ ユーザー投票部門では「LIMIA」が入賞しました。

グリーのバリューに掲げる「常に前向きに挑戦する。成功するまでやり続ける。」ことを実践してくれた社員を誇りに思うとともに、大変喜ばしい1年となりました。

2018年は、ゲーム事業においては、GREE、Wright Flyer Studios、ポケラボの3つのスタジオを軸にして、配信しているタイトルをより多くの人に楽しんでもらえるよう運営に力を入れていくとともに、新しいタイトルも提供していきます。さらに新戦略として掲げる「エンジン×IP×グローバル」を確実に推進し、国内でヒットしたタイトルの海外展開を加速させていきます。

広告・メディア事業においては、それぞれのメディアが各ジャンルにおいてトップメディアを目指すバーティカルメディア戦略を加速させ、第2の事業の柱になるべく引き続き取り組んでいきます。

時代が大きく変容していく中でも、私たちグリーグループは「ユーザーと製品に集中」し、ものづくりを大切にする文化を更に発展させ、「インターネットを通じて、世界をより良くする。」というミッションを実践していけるよう、今年も取り組みを加速させていきます。ご期待ください。