【株式】モバイルファクトリーが上げ幅縮小 一時1600円まで買われるも1300円台に

1月19日の東京株式市場では、モバイルファクトリー<3912>株式が後場に入って上げ幅を急速に縮小している。この日(1月19日)の日本経済新聞朝刊で、ブロックチェーンを活用したゲームを開発中と報じられたことや、決算発表への期待から、一時1600円まで買われる場面があったものの、決算発表をきっかけに売り物に押され、14時3分現在、1360円で取引されている。一時前日終値(1337円)付近となる1341円を付けた。

同社がこの日発表した2017年12月期の決算は、主力の位置情報ゲーム『ステーションメモリーズ!』(『駅メモ!』)の運営成績が好調で、売上高が前の期比17.6%増の24億3700万円、営業利益が同20.5%増の7億3600万円と過去最高を記録した。同時に、新作位置情報ゲームの開発中止と、これに伴い1億1000万円の損失計上を行った旨の発表も行った。

『駅メモ!』は順調に推移しているものの、新作の開発中止への失望に加えて、ブロックチェーン関連のサービスについては期待はあるが、業績への影響が不透明な部分が多いこともあり、積極的に買いを入れづらくなっているようだ。また決算発表シーズンによく見られるが、事前に買われていたこともあり、目先材料出尽くしとの見方もある。この日実施する決算説明会への評価が注目される。


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株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
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