シリコンスタジオ、個々のユーザー行動を予測する機械学習エンジン「YOKOZUNA data」をヘルスケア業界向けに本格展開

シリコンスタジオ<3907>は、個々のユーザー行動を予測する機械学習エンジン「YOKOZUNA data（ヨコヅナデータ）」をヘルスケア業界に対して本格的に展開し、個人の健康を促進するウェアラブルデバイスの進化と予防医療の発展に貢献していくことを決定した。

同社は、「YOKOZUNA data」のサービスを2017年6月に提供開始した。2年以上の開発フェーズを経た複雑な人工知能（AI）プラットフォームは、機械学習とクラウドコンピューティングの両方において最新の成果を適用し、ゲームの複雑なデータ分析における課題を解決してきた。

そして今、病気になってから対処するのではなく、あらかじめ予防する「予防医療」や「セルフケア」への意識が高まっており、健康維持のみならずアンチエイジングに対しても時間や労力、費用を惜しまない人が増えている。

同社は、こうしたニーズや現状を踏まえ、ゲーム分野で培った人工知能によるデータサイエンスを活用し、ウェアラブルデバイスなどから取得されるデータから心疾患の早期発見やリスク疾患の検出、パーソナライズされた疾病リスクアセスメントなどの実現に向けて取り組み始めた。

今後はYOKOZUNA dataの提供を通じ、ヘルスケア業界への本格展開を図るとともに、中長期的には個人と医療機関とを結びつけ、予防医療発展の基盤となるプラットフォームの実現を目指していく方針だ。