マーベラス<7844>の音楽・映像事業の好調が続いている。先日発表した第3四半期累計(17年4~12月)の同事業の業績は、売上高が前年同期比15.4%増の37億0900万円、セグメント利益は同42.3%増の14億0900万円と大きく伸びた。
第3四半期累計でセグメント利益が10億円台に乗せたのは今年が初めてとなる。またセグメント利益ではオンライン事業を上回り、コンシューマ事業に接近した。ボラティリティの大きいゲーム事業に業績が左右されがちな同社にあって、音楽・映像事業は安定的に収益を稼げる事業としてひときわ大きな存在感を放っている。
第3四半期累計でセグメント利益が10億円台に乗せたのは今年が初めてとなる。またセグメント利益ではオンライン事業を上回り、コンシューマ事業に接近した。ボラティリティの大きいゲーム事業に業績が左右されがちな同社にあって、音楽・映像事業は安定的に収益を稼げる事業としてひときわ大きな存在感を放っている。
▲音楽・映像事業は、公演の状況によって四半期ごとに変動はあるものの、6四半期連続で売上高10億円を超えた。セグメント利益も4四半期連続で3億円を超えた。
音楽・映像事業ではアニメや舞台公演などを行っているが、その好調の要因は、2次元のマンガやアニメ、ゲームを原作とする舞台公演の興行成績や二次利用収入が伸びていることがあげられる。とりわけ、「舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜」と、「舞台『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Judge of Knights」が全体の伸びをけん引した。「舞台『ジョーカー・ゲーム』」や「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』も好評だったとのこと。
続く第4四半期(18年1~3月)は、例年収益が集中する傾向にあるが、最高業績を更新する可能性がある。続『刀剣乱舞-花丸-』や『Fate/EXTRA Last Encore』『HUGっと!プリキュア』など話題のアニメ作品を手がけるほか、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~To the shining future~、B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』 REMiX、舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~箱根学園王者復格~などの舞台作品を上演する。
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高253億4100万円、営業利益24億8800万円、経常利益29億3100万円、最終利益19億2500万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844