【グリー決算説明会速報①】Nintendo Switch版『釣り★スタ』は「売り切り型モデルに」(荒木氏) 「Joy-Con」などSwitchならではの楽しみ方ができるタイトルに
グリー<3632>は、2月2日、東京都内で決算説明会を開催した。説明会では、同社の田中社長と秋山常務が決算概要や事業概要などの説明を行った後、質疑応答が行われた。今回はその中から、同日発表されたNintendo Switch版『釣り★スタ』の話題について取り上げたい。
同社が、コンソールゲームに進出する理由について、事業担当の荒木氏(写真)によると、「(現在の市場が)アプリ単体で勝負はしづらい市場になってきている。マルチプラットフォーム・マルチディビジョンで出口を広げる」という狙いがあるとのこと。また、IPホルダーがパートナーを選ぶ際に、色々なプラットフォームでゲームを出せることは選択肢として優位性を発揮できるというポイントもあるようだ。
今回リリースすることが発表されたNintendo Switch版『釣り★スタ』については、「F2P型ではなく、他のコンソール向けと同様の売り切り型モデルになる」(同)とのこと。また、これまでの『釣り★スタ』システムにこだわらず、「Joy-Con」などNintendo Switchならではの楽しみ方ができるタイトルにするという。
さらに今後のタイトルも複数のパイプラインが俎上に乗っているとし、これらについては「プラットフォーム側の意向も踏まえつつ、タイトルごとにF2P型にするのか、売り切り型にするのか考えていく」としていた。
なお、田中社長は、モバイルゲームとコンソールゲームの相乗効果も狙っているとし、今回のコンソールゲーム進出がモバイルゲームの展開にとってもプラスになると考えているようだ。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高754億4000万円、営業利益124億9800万円、経常利益130億8600万円、最終利益92億7800万円(2023年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632