セガサミーHD、3Qは売上高8%減、営業益26%減と減収減益に エンタテインメントコンテンツ事業は増収増益で着地 遊技機事業の新台販売が低調

セガサミーホールディングス<6460>は、2月6日、2018年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高2608億円(前年同期比8.7%減)、営業利益256億円(同26.9%減)、経常利益243億円(同31.3%減)、四半期純利益137億円(同62.3%減)となった。
 

セグメント別の状況は以下のとおり。

①遊技機事業…売上高954億円(前年同期比20.2%減)、営業利益151億円(同41.4%減)
パチスロ遊技機は、2018年1月に稼働開始した「パチスロコードギアス反逆のルルーシュR2 C.C.ver.」の先行納品があり、第3四半期累計で7万5000台の販売となった(前年同期は16万9000台の販売)。パチンコ遊技機は、「ぱちんこ蒼天の拳」シリーズに新システムを搭載し新たなゲーム性を実現した「ぱちんこCR蒼天の拳 天羅」等の販売を行い、第3四半期累計で12万9000台の販売となった(前年同期は11万1000台の販売)。

②エンタテインメントコンテンツ事業…売上高1579億円(同1.6%増)、営業利益172億円(同12.3%増)
・デジタルゲーム分野
『ファンタシースターオンライン2』『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-』『ぷよぷよ!!クエスト』などの既存主力タイトルを中心に各種イベントなどを実施したほか、連結子会社f4samuraiが開発、運営を受託している『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』が堅調に推移した。

・パッケージゲーム分野
新作『ソニックフォース』をはじめ、『龍が如く 極2』や、PCゲームの新作『Football Manager 2018』を発売し、販売本数は1428万本(前年同期は813万本の販売)となりった。

・アミューズメント機器分野
「UFO CATCHER」シリーズなどのプライズ機の販売が好調に推移した。

・アミューズメント施設分野
既存のゲームセンター業態において、プライズを中心に施設オペレーションの強化に取り組んだ。

・映像・玩具分野
劇場版「弱虫ペダル RE:GENERATION」などの配給収入を計上したほか、玩具において「アンパンマン」シリーズや「ディズニー&ディズニー/ピクサーキャラクターズ ドリームスイッチ」などを販売した。

③リゾート事業…売上高73億円(同30.2%減)、営業損益18億円の赤字(前年同期18億円の赤字)
国内有数のリゾート「フェニックス・シーガイア・リゾート」において、『「THELIVING GARDEN」~森のエリア~』のオープンや、様々な集客プランを実施し、来場者数は前年同期比9%増となった。一方で、前期において屋内型テーマパーク事業の開発・運営会社株式の一部売却などを実施したことで、減収となった。また、IR(統合型リゾート)事業の本格化に向けた先行費用の発生などにより、前年同期比で損失幅が拡大した。

なお、2018年3月期通期の連結業績予想は、11月に下方修正が発表済みで、売上高3800億円(前期比10.1%減)、営業利益130億円(同56.0%減)、経常利益100億円(同65.0%減)、当期純利益50億円(同81.9%減)の見込み。
 


セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高3896億3500万円、営業利益467億8900万円、経常利益494億7300万円、最終利益459億3800万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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