【ゲーム株概況(2/7)】買い戻し入るも引けにかけて失速 規制への懸念後退でセガサミーHDが大幅高 スクエニHDは10-12月期の減益嫌気し大幅安

2月7日の東京株式市場では、日経平均株価は小反発。前日比35.13円高の2万1645.37円で取引を終えた。前日は1000円を超える大幅な下落だったこともあり、朝方から幅広い銘柄に買い戻しが入った。しかし、アジアの株式市場が伸び悩むとともに、本日の米国株式市場への警戒感から引けにかけて上げ幅を縮小した。

こうしたなか、ゲーム関連株は朝方から幅広い銘柄がプラスで推移したが、引けにかけて上げ幅を縮小し、マイナスに転じる銘柄も出た。

セガサミーホールディングス<6460>が大幅反発となった。前日発表した第3四半期決算では、累計では営業利益が前年同期比27%減の256億円で着地した。11月末に修正した2018年3月通期の計画(130億円)を大きく超過していることから、遊技機への規制強化への過度な懸念が後退したとの見方が出ているという。

他方、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が大幅続落。東証1部値下がり率4位だった。前日発表した第3四半期決算では、営業利益は57%増の337億円と大きく伸びたものの、10-12月期でみるとQonQで31億円の減益となったことが嫌気されたもよう。家庭用ゲームで大型タイトルが少なかったことなどがある。


【関連記事】
【速報】スクエニHD、第3四半期は売上高1.0%減の1880億円、営業利益57.2%増の337億円
スクエニHD、3Q営業益は57%増の337億円と大幅増 スマホは既存好調とロイヤリティ収入で伸長 家庭用は「NieR:Automata」など過去作品のリピート寄与
セガサミーHD、3Qは売上高8%減、営業益26%減と減収減益に エンタテインメントコンテンツ事業は増収増益で着地 遊技機事業の新台販売が低調
セガサミーHDのゲーム事業、家庭用とスマホで明暗 スマホゲームの営業益は38%減の33億円 『D×2 真・女神転生リベレーション』中心に巻き返しへ



■ゲーム関連株
 
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3432億6700万円、営業利益443億3100万円、経常利益547億0900万円、最終利益492億6400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
企業データを見る
セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高3896億3500万円、営業利益467億8900万円、経常利益494億7300万円、最終利益459億3800万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
企業データを見る