シリコンスタジオ、第5回~10回新株予約権を発行、約10億円を調達へ 非エンタメ業界向けの3DCG分野と機械学習分野への投資に充当 

シリコンスタジオ<3907>は、この日(2月16日)、Japan International PartnersとNippon Opportunity Partnersを割当先とする第5回~10回新株予約権を発行することを明らかにした。発行する新株予約権は49万5000個で、潜在株式数は新株予約権1個につき1株を割り当てるので、49万5000株となる(2017年11月末現在の発行済株式総数は256万2100株に対して19.3%に相当)。全ての新株予約権の権利行使が行われた場合、概算で10億2200万円を調達することになる。割当日は3月5日の予定。

同社では、エンターテインメント業界を中心に営業展開を行う戦略をとっていたが、総合当初から3DCG技術を非エンターテインメント業界に展開するとともに、従来より研究を行っていた機械学習分野でビッグデータの解析をゲーム意外にヘルスケア分野など他分野に展開して収益を上げていく方針。今回、調達する資金は、エンジニアの採用・教育や、3DCG技術の研究開発、機械学習分野の人材採用や育成、研究開発などに充当する方針。

使途と支出時期は以下のとおり。

①3DCG 技術者の採用、教育及び研究開発、工程管理等にかかる採用費、教育費等人件費及びコンピュータ機材費等
金額:8億6800万円
支出時期:2018年3月~2021年2月

②データ・サイエンティストの採用、教育及び研究開発にかかる人件費
金額:1億5400万円
支出時期:2018年3月~2021年2月

なお、各回の新株予約権の条件は以下のとおりとなる。回によって異なっているので注意してほしい。

 
シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
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