【発表会】「OPENREC STUDIOリニューアル説明会」を開催…プロゲーミングチーム「TOPANGA」と「SCARZ」のエキシビションマッチも


CyberZは、2月15日、都内某所にて、「OPENREC STUDIOリニューアル説明会」を開催した。
 
本説明会では、リニューアルされた「OPENREC STUDIO」の説明に加え、新たな施設を使用してプロゲーミングチームTOPANGAとSCARZによる「リニューアル記念特別公開マッチ」などが実施された。本稿では、当日の様子をレポートしていく。
 
 

■生まれ変わった「OPENREC STUDIO」の魅力に迫る

 
まずは、CyberZ のOPENREC事業部担当役員である青村陽介氏が登壇し、新スタジオについての説明を行った。
 

▲CyberZ の青村陽介氏。
 
2015年にサービスを開始し、2018年2月に3周年を迎えるゲーム動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」は、これまで動画メディアを中心に、e-Sports大会「RAGE」の運営や、オンライン大会機能「OPENREC ARENA」の実装など、ゲーム関連の事業を手広く展開してきた。
 

 
OPENREC.tvは現在、アプリ、Web、スマートTVに対応しており、ゲーム実況やプレイ動画、ライブ配信が楽しめる。月間アクティブユーザー数(MAU)は190万人を記録しており、チャンネル登録数は1万3000チャンネルを突破していることが公開された。青村氏によると、この1万3000チャンネルという数値は多い方ではないが、これは配信権限を審査制にすることでコンテンツとして視聴者に喜んでもらえそうなものを厳選しているためとのことだ。
 


“コンテンツの質にこだわっていきたい”という点は設立当初から掲げられており、日本最大級のe-Sports大会「RAGE」をはじめ、さまざまなオリジナル番組を展開している。そのほか、ゲーマーが輝ける場所を作っていきたいとの想いから、プロゲーミングチームをスポンサードすることで、プロゲーマーが活動できる場を増やし、彼らが戦う姿を積極的に配信している。また、ストリーマーを審査制にしている狙いとして、質の低いコンテンツが配信されないような仕組みを構築していると説明した。
 
さらに、ストリーマーだけでなく視聴者が楽しめるようチャットで使用できるスタンプを提供したり、配信者が主催できるオンライントーナメント機能が実装されているのが特徴だ。
 
 
 

▲これらの機能により、配信者や視聴者の中から後のスタープレイヤーが生まれやすい環境を充実させ、新たなゲームのカルチャーを生み出すことを目指している。
 
ここからは新スタジオを紹介。
 
●eSportsスタジオ


e-Sportsコンテンツに特化して展開していく場。加えて、近日、e-Sportsに関するリーグを複数立ち上げる予定をしており、「RAGE」ブランドでオフライン以外のディープコンテンツを提供していく予定であることが明かされた。こちらの参入タイトルなどについては後日、改めて発表されるとのこと。
 
●収録スタジオ

 
 
収録スタジオは7室用意されており、様々なゲームシーンに合わせた収録が可能となっている。
 
最後に青村氏は、「RAGE 2018 Spring」にてNintendo Switch向けソフト『スプラトゥーン2』のガチマッチ大会「RAGE Splatoon2 Extreme」を開催すること、現在、3周年キャンペーンが実施されていることについて紹介を行った。
 
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そのほか、「リニューアル記念特別公開マッチ」では、プロゲーミングチーム「TOPANGA」と「SCARZ」から計8名の選手が『ストリートファイターV』にて4 vs 4のチーム戦を行った。



 
 
また、発表会の最後には試合を終えた選手たち、および青村氏への質疑応答が行われたので、こちらも合わせてお届けしていく。
 
――:本日、実際に得岸ビジョンマッチを行って感じた会場の雰囲気や設備はいかがでしたか?
 
Sako選手:立地が素晴らしいですし、環境もいろんなシチュエーションで配信ができそうなので、今後もっとチャンネルが増えると面白くなるのではないかと感じました。
 
にゃん師選手:今回のイベントを開催させていただく前に、一度、弊社としてイベント開催等を行っております。その際は是非こちらの会場を使わせていただきたいというお話もさせていただいておりました。日本では格闘ゲームのイベントを開催できる場所が増えてきてはいるものの、まだ少ないのが現状ですので、こうした素晴らしい会場を作っていただいたことをOPENRECさんに感謝しています。

 
――:OPENRECに期待ししている点を教えてください。
 
ボンちゃん選手:今でもゲームの大会やイベントは開催してもらっているのですが、今以上に数が増えると個人的にも嬉しいと思っています。
 
マゴ選手:配信している方の数がまだ多くはないと思いますので、もう少しチャンネルが開設しやすくなると視聴者にとってもいろんな楽しみ方が生まれて良くなるのかなと期待しています。
 
ときど選手:今でも他では考えられないようなチャレンジングなことをしていると思うのですが、これ以上を望むのであれば、僕らがプレイしているゲームは英語圏のプレイヤーが多いので、より海外向けのプラットフォームにしていただけると助かります。
 
sako選手:ときど選手と同じく、今後、海外へ向けたものに進化していくことを期待したいです。
 
水派選手:OPENRECさんには今でも格闘ゲームの大会を開いていただいているのですが、内容も選手をリスペクトした豪華な大会で選手としても嬉しいと感じています。こうした機会が増えるとより嬉しいですね。
 
あんまん選手:今いるプロゲーマーだけでなく、自分たちのような若手がどんどん発見されるイベントにも今後、期待したいです。
 
ズミ選手:RAGEのような大規模大会を開催していただいているのですが、若者限定など年代別、強さ別など、普段はスポットの当たりづらい人が活躍できる場があればもっと面白くなるかと思います。

 
――:選手から声が挙がった海外向けへの対応、またtwitchが日本進出してくることについて、どのように感じておられますか?
 
青村氏:まず海外対応については、ご期待いただく声もかなり多い状態になっております。3周年となる今年、力を入れていこうと社内でも戦略を練っているところになります。海外では、ご質問にもあったtwichさんをはじめ大きなプラットフォームが多数あります。そこで普通に展開しても面白いものは提供できないと思いますので、しっかりと作戦を立てていきたいなと。今の考えとしては、日本のプロゲーマーやメーカーの海外戦略に寄り添った形でメディアを展開していければと思っております。
 
twichの日本進出に対しては、凄く良いメディアなので切磋琢磨させていただいているというところです。お会いする機会も多いので、現場では情報交換もさせていただいておりますので、e-Sports自体を一緒に盛り上げていけると良いなと考えております。僕らとしては、こうした新スタジオや、先ほどお伝えしたコンテンツで差別化の要因にしてしっかり立っていきたいなと思います。

 
 
(取材・文 編集部:山岡広樹)
 
 
 
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会社名
株式会社CyberZ
設立
2009年4月
代表者
代表取締役社長CEO 山内 隆裕
決算期
9月
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