【ゲーム株概況(3/6)】『モンハン:ワールド』の好調などを材料にカプコンが3日ぶり反発 新株予約権発行による資金調達発表のイグニスは一時S安

3月6日の東京株式市場では、日経平均株価は5日ぶりに反発し、前日比375.67円高の2万1417.76円で取引を終えた。米国のトランプ大統領の発言に端を発した貿易摩擦への懸念がやや和らいだことや、為替が1ドル=106円台へと円安方向に振れたことで主力株を中心に朝方から買い戻しの動きが先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、幅広い銘柄に買いが広がる中でカプコン<9697>が3日ぶりに大幅反発した。カプコンは、前日3月5日にPS4、Xbox OneおよびPC向けゲームソフト『モンスターハンター:ワールド』の全世界累計出荷本数が750万本に達したと発表(関連記事)しており、市場環境の好転ともに見直しムードが広がる格好になったようだ。

また、まもなく決算発表を控えるエイチーム<3662>とgumi<3903>が買われ、前日は為替の円高推移を嫌気して売られた任天堂<7974>も反発した。

半面、イグニス<3689>が後場に入って一時ストップ安まで売られるなど急反落した。イグニスは、前日3月5日にドイツ銀行ロンドン支店を引受先とする第三者割当による第14回~第16回新株予約権を発行し、総額72億4200万円を調達すると発表(関連記事)しており、株式の希薄化への懸念が市場で意識される展開となったもよう。

ほか、マイネット<3928>やモブキャスト<3664>、シリコンスタジオ<3907>などがさえない。


■関連銘柄
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役社長 最高執行責任者 (COO) 辻本 春弘
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
企業データを見る
株式会社イグニス
http://1923.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社イグニス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
決算期
9月
企業データを見る