VOYAGE GROUP、SSP「fluct」がDSP「Criteo」とメディア/アプリにおいて動画広告RTB取引を開始

VOYAGE GROUP<3688>の連結子会社で、広告配信プラットフォーム事業を展開するfluctは、SSP「fluct」において、ディスプレイ広告のRTB取引)を強化するため、連携しているコマースマーケティングのテクノロジー企業であるCRITEOが提供するDSPと、アジアにおけるSSPとして初めて、Webメディア及びアプリにおける動画広告RTB取引を開始した。

これにより、SSP「fluct」の動画広告配信量が拡充され、またVAST規格採用により、SSP「fluct」の提携メディアは、動画プレイヤーを用意することなく、様々なフォーマットの動画広告を掲載することができるようになり、さらなる収益拡大を図ることが可能になった。

CRITEOは一人ひとりの興味、関心に合わせたメッセージをオンライン広告上で届けるマーケティングソリューションを提供している。今回配信が開始される動画広告は、リアルタイムにパーソナライズされたディスプレイ広告を生成するソリューションCriteo Kinetic Design(クリテオ・キネティック・デザイン)により自動生成されたものとなる。

fluctは、2008年からメディアの収益化に取り組み、16,000以上のメディアの広告収益最大化を行っている。今後、DSPやアドネットワークとの動画広告配信接続を強化し、メディア・アプリデベロッパーにとって便利なサービスを提供していく方針だ。

※)SSP:Supply Side Platformの略で、メディアの広告収益を最大化させる仕組み。
※)RTB取引:Real Time Bidding(リアルタイム入札)。広告の1表示(1インプレッション)ごとにリアルタイムのオークション方式で広告を選択するシステムで、広告主や広告会社から入札された中から最も単価の高い広告が配信される仕組み。
※)DSP:Demand Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)。広告主のROIを最大化する仕組み。
※)VAST:動画広告掲出テンプレート(Video Ad Serving Template)の略称で、インタラクティブ広告協議会(IAB)が策定した米広告業界標準規格。インストリーム動画広告を提供するための汎用プロトコルで、複数のパブリッシャー/ビデオプレーヤーに対し、アドサーバが単一の広告応答形式でやりとりできるようにするためのもの。