ミクシィ<2121>は、本日（8月4日）、第1四半期（4～6月期）の連結業績を発表し、売上高29億8600万円（前年同期比4.1％減）、営業利益3億3800万円（同68.5％減）、経常利益2億7900万円（同72.9％減）、四半期純利益1億4700万円（同69.0％減）だった。
主力の「mixi」の広告売上の不振が響いたようだ。売上高27億6700万円（同6.0％減）、セグメント利益7億8800万円（同42.4％減）だった。
ソーシャルバナーを使用した「NIKEiD』キャンペーンを実施したものの、震災の影響で広告クライアントの出稿抑制や、スマートフォンが普及していく中でモバイル広告の出稿が減少したため、としている。広告売上高は同15.2％減の20億1200万円となった。
ただ、「mixi」の6月の会員数は、前年同月比8.2％増の1527万人、総コミュニケーション投稿数は同2倍にあたる8億投稿数に達するなど、ユーザーのアクティビティは活発だったようだ。課金売上高は前年同期比32.5％増の7億5500万円だった。
また、Find Job!事業については、売上高2億1800万円（同27.9％増）、セグメント利益1億8100万円（同31.7％増）だった。WEB系の求人に特化することで、他社との差別化を図ったことが奏功した模様。
■2012年3月期の見通し
2012年3月期は、売上高150億円～163億円（前期比13.4％～23.2％増）、営業利益34億円～38億円（同0.8％～23.8％増）、経常利益33億円～37億円（同10.4％～23.8％増）、当期純利益16億5000万円～19億円（同19.4％増～37.4％増）を見込む。
売上高の見通しを下方修正しているが、これは一部販売管理費に入れていた販売手数料や販促費を売上高から控除したため、とのこと。
