グリー、バーチャルYouTuberに参入! ライブエンターテインメント事業を手掛ける子会社Wright Flyer Live Entertainmentを設立 社長には荒木英士氏が就任

グリー<3632>は、本日(4月5日)、現在急成長しているバーチャルYouTuber市場に参入することを決定し、ライブエンターテインメント事業を担う100%出資の子会社Wright Flyer Live Entertainmentを設立することを発表した。なお、新会社の社長にはWright Flyer Studios社長の荒木英士氏が就任し、4月13日より事業を開始する予定だ。

参入第1弾として、声優やタレントが3DCGキャラクターの外見をまとい演じるバーチャルYouTuberを発掘・育成・マネジメントし、動画番組を企画・制作・配信するプロダクション事業を開始する。グリーはゲーム事業、メディア事業に続く成長事業として、バーチャルYouTuberを中心としたライブエンターテインメント事業を立ち上げ、今後1~2年で約100億円規模の事業およびコンテンツ投資を実施するとともに、日本国内のみならずグローバルでも展開していく。

■バーチャルYouTuberとは
バーチャルYouTuberとは、声優やタレント、一般クリエイターなどがモーションキャプチャー技術を使って3DCGキャラクターの「中の人」として演じて動画配信を始めたもの。YouTubeチャンネル登録者数が150万人を超えるなど、実物のタレントを超えるような人気のバーチャルYouTuberも誕生しており、2018年1月にはYouTuberチャンネル登録増加数ランキング上位10人のうち半数がバーチャルYouTuberになるなど、国内外で人気が急上昇している。

■市場背景
キャラクタービジネスのベースとなるアニメ市場は、2016年に初めて2兆円台を突破しており、動画配信サービスのグローバルでの拡大などを通じて、急速に海外市場の売上が拡大している。一方、スマートフォンなどを通じた受け手側の情報取得方法は、文字から写真、写真から動画、動画からライブ配信へと拡大してきている。そうした中でバーチャルYouTuberの人気が急速に拡大してきており、アニメキャラクターによる動画配信は今後VR/ARの普及も後押しし、さらに市場を拡大していくと考えているという。

グリーは、これまでSNS「GREE」やゲーム事業、VR事業で培ってきたさまざまなノウハウや、大手IPホルダー・原作者・声優事務所等との協業関係など、自社の強みを最大限に生かすことで、急成長するバーチャルYouTuber市場のいっそうの拡大に貢献していきたいとしている。今後は、クリエイターや関連スタートアップへの投資、関連サービスの開発、収録・配信スタジオの開設など積極的に展開していく方針だ。

<株式会社Wright Flyer Live Entertainment概要>
会社名:株式会社Wright Flyer Live Entertainment
会社所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
代表取締役社長:荒木英士(グリー株式会社 取締役 上級執行役員)
事業内容:バーチャルYouTuberに特化したライブエンターテインメント事業
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高754億4000万円、営業利益124億9800万円、経常利益130億8600万円、最終利益92億7800万円(2023年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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会社情報

会社名
REALITY
代表者
代表取締役社長 荒木 英士
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